更新日: 2018.02.17 12:01
2016年へ向け、WRCでコドライバー移籍が加速
世界ラリー選手権(WRC)でコドライバーの移籍が相次いでる。ワークスから参戦しているドライバーのうち、Mスポーツへ移籍したマッズ・オストベルグとフォルクスワーゲン・モータースポーツのアンドレアス・ミケルセン、シュコダ・モータースポーツのポンタス・ティデマンドが新たなコドライバーを起用する。
シトロエンの活動休止に伴い、オストベルグは2シーズンぶりにMスポーツへ復帰。しかし、コドライバーのヨナスアンダーソンがシュコダ・モータースポーツへの電撃移籍を発表したため、新たなコドライバー探しを強いられることとなり、最終的に今季ミケルセンのコドライバーだったオーラ・フローネを起用すると発表した。
オストベルグはアンダーソンとのコンビ解消は想定外だったと語り、「正直、少しうろたえた」と心境を明かしている。
「まったく想定していなかったから本当に驚いた。Mスポーツで最初のテストを行う直前だったから、なおさら慌てたよ」
「想定外の難題に直面したけれど、テストに向けて新たなコドライバーをみつけることができた」
このMスポーツのテストには、今季ヘニング・ソルベルグのコドライバーを務めたイルカ・ミノアとティデマンドのコドライバーだったエミル・アクセルソンの2名が参加。アクセルソンがコドライバー最有力とみられていたが、最終的にフォルクスワーゲンでミケルセンとタッグを組んでいたフローネを起用することとなった。
コドライバーを引き抜かれる形となったミケルセンは、ジュニアWRCに参戦していたアンダース・イェーガーをコドライバーへ抜擢している。
この3年で5人のコドライバーと組んでいるミケルセンは、「何度かテストをしたけれど、アンダースとの息はぴったりだ。マシンにも慣れてきているしね」とイェーガーを賞賛している。
「彼は才能のある人物だと感じていて、(イェーガーの起用は)ベストな選択だと確信している。アンダースとラリーを戦うのが待ち遠しいよ」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています