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スーパーGTニュース

投稿日: 2011.08.22 00:00
更新日: 2018.02.16 04:13

ARTA Garaiya、燃料漏れによりリタイア


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2011 AUTOBACS SUPER GT Rd.5
POKKA GT SUMMER SPECIAL, Final Race 2011.8.21

AUTOBACS RACING TEAM AGURI Race Report
8 ARTA HSV-010

波乱の鈴鹿、9位ポイント

 午前のフリー走行前に行われたサポートレースは、豪雨のため赤旗中断になった。フリー走行が時間通り行われるか心配だったが、セッション前に雨は止んだ。決勝は雨の予報。ウェットコンディションで決勝のセットを進めながらの走行となったが、マシンのバランスは良く7位でセッションを終えた。特にユーズドタイ ヤでのバランスが良く、決勝でのポジションアップが期待された。

 今回は500kmという長丁場のレース。ルーティンのピットインは2回あり、スタートドライバーは武藤が担当する事になった。

 スタート前は雨が降っていたが、雨は小ぶりになりスタートが切られた。武藤は無事スタートし、ポジションをキープしたまま1周目を終えた。他車のピットインもあり、中盤までに10位までポジションアップ。9位にポジションを上げた21周目にルーティンのピットイン。ここで小林に交代。しかし、武藤のスティントで300クラスのマシンとの接触があり、ドライブスルーペナルティーを受けてしまう。しかし、小林は慎重な走りで前を追走し、ポジションを9位まで挽回したところで、他車のクラッシュがあり、セーフティーカーが入った。46周目に再スタートを切り、ハイペースで走る小林は54周目に7位までポジションを 上げ、55周目に武藤にバトンタッチ。武藤は10位でコースに復帰し、8位までポジションを上げる事に成功したが、雨が止み徐々に路面が乾き始め、レインタイヤを装着しているマシンをコントロールするのが難しくなってきた。前車を抜けそうな勢いだったが、18:30にチェッカーフラッグが振られ、9位でレースを終えた。昨日のバランスの悪さを考えると貴重なポイントを獲得出来たレースと言えるだろう。

鈴木亜久里監督のコメント
「難しいコンディションの中、ドライバーが頑張ってくれてポイントを獲れた事は凄く嬉しい。でも予選がまだまだ良く無いので、予選で前のポジションに行けるようにしたいね。」

伊与木エンジニアのコメント
「ドライビングスルーペナルティや、変化の多いコンディションの中、ドライバーの頑張りが光ったレースでした。決勝のペースは非常に良かったのですが、終盤路面が乾いてきて、ドライタイヤを履いているマシンとのレースになりました。残り数周でまた雨が降って我々には有利なコンディションになりましたが、最後の最後でポジションを上げられるチャンスがあったのに上げられなかったのは少々残念です。マシンの仕上げも含め、次回のレースに生かしたいです。」

武藤英紀のコメント
「決勝ではマシンバランスが良く、順位を上げる事が出来たのですが、300クラスと接触してペナルティを受けてしまいました。しかし、決勝のペースは良かったのでレースを上手く組み立てていければ良い結果を出せたのではないかと思い、悔しい思いです。しかし、徐々に良くなってきているので、次回のレースではもっと良い結果を出したいです。」

小林崇志のコメント
「武藤さんから受け継いだ時は雨が少なかったのですが、マシンバランスは良く、非常に良いレースが出来たのではないかと思っています。但し、予選のポジションが悪かったり、ペナルティを受けたりして、うまく噛み合っていないレースだったので、これをうまく組み立てる事が出来れば結果が残せると思います。次回は 結果を出したいと思います。」


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