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F1ニュース

投稿日: 2011.09.28 00:00
更新日: 2018.02.16 05:01

Fインディア、ディ・レスタを称賛も決定は12月


 フォース・インディアのボス、ビジャイ・マルヤは、2012年のドライバーラインナップの決定は急がないと改めて強調した。しかしポール・ディ・レスタには非常に満足していることも認めた。

 マルヤは、今季のレースドライバーであるエイドリアン・スーティルとディ・レスタ、リザーブドライバーのニコ・ヒュルケンベルグの3人から2012年のレギュラードライバーを選ぼうとしているが、決断はシーズン終了後に下す考えだと以前から述べている。

 ルーキーのディ・レスタはシンガポールGPでタイヤ戦略を最大限に生かし、彼にとって自己最高位の6位を獲得、チームに貴重なポイントをもたらした。コンストラクターズ選手権6位のフォース・インディアは、2台の入賞によりザウバーとの差を12点に広げた。

 ディ・レスタの残留は確実視されており、残りのひとつのシートをスーティルとヒュルケンベルグが争う形になっているとみられている。しかしマルヤは決断を下すのはあくまでシーズン終了後だと述べている。

「彼らには話してある。今はドライバー選択の質問はしないでほしい」とマルヤ。
「我々はコンストラクターズ選手権でいいポジションを確保することに集中していく。他のことを話すのはその後だ」
「私に任せておいてほしい。後で必ず考える。だが今はこの瞬間を楽しんでいるのだ」

 しかしマルヤは、ディ・レスタはレースドライバーに昇格させるというチームの判断が正しかったことを証明するだけの活躍をしており、彼のパフォーマンスを誇りに思っていると述べた。
「我々は彼を100パーセント信頼している。だからレースシートにつかせたのだ。彼には大きな才能があると昔から考えていた。去年彼をサードドライバーとして走らせていた時、レースシートに乗せたいと思っていた。それ以来の彼の仕事にはとても誇らしく思っている」

 ディ・レスタは、自分は残留にふさわしい働きをしていると信じているものの、F1では何も確かなことなどないことも分かっていると語った。
「(来季シートを確保できていると)期待しているけれど、僕としては今の仕事を続けていくだけだ」とディ・レスタ。
「今年僕にチャンスを与えてくれた彼らに感謝している」
「このまま続けていきたい。でもすべてはビジャイ次第だ。僕が彼らのチェック項目をクリアして、いい結果をお返しできているんだといいね。このチームで働くのは楽しい。皆大きな目標を抱き、上を目指して働き、力をつけていっている」