「ラリー・イタリア・サルディニアは、かなり大変なラリーだ。我々のクルマの仕様は前戦ラリー・ポルトガルとあまり大きくは変わらないが、ポルトガルで学習したいくつかの要素が、イタリアで役立つであろうと期待している」と語るのはチーム代表のトミ・マキネン。
「サルディニアは気温がかなり高くなると予想され、パンクの可能性も高まるが、ドライバーたちはうまく対処してくれるはずだ」
「私の希望は3台揃っての完走であり、その上で何ポイントか獲得できれば、なおいい。サルディニアでは、エサペッカに協力してもらって、実戦の場での開発を予定しているが、何よりも重要なのは走行距離を伸ばし、可能な限り多くを学ぶことだ」
前戦のラリー・ポルトガルで体調不良に見舞われながらも総合9位に食い込んだラトバラは「ラリー・ポルトガルよりも暑く、路面が滑りやすく、そして出走順がより大きな影響を及ぼすだろう」とコメント。
「路面は場所によって非常に硬いため、それほど荒れもせず、またコースを2回目に走行する際もコンディションはそれほど悪くはならないだろう。ただし、路面上の石は跳ね飛ばされることなく道の上に留まり続けるため、パンクの可能性が高く、ダンパーにダメージを受ける危険性もある」
「それを避けるためには、コーナー内側の石に注意して走るなど、ドライビングスタイルを少し変える必要があるんだ」
また、ハンニネンは「今回もクリーンな走りができれば、さらに多くのポイントを獲得できるチャンスがあると考えている」と意気込んだほか、ラッピは「リタイアせず生き残ることが重要なイベント。トラブルやアクシデントと無縁で最後まで走り切り、フィニッシュすることを目標に置いている」と語っている。