「もちろん、彼らにはほかのチームと交渉する機会もあるだろう。もし彼らを失った場合でも、候補のドライバーはいる。あまり数は多くないがね」
「我々はすぐに競争力を発揮できるドライバーを求めていて、今のサービスパークにタナクより速いドライバーは、ほとんどいない。確かにタナクは安定したリザルトを記録しているとは言えないかもしれない。それでもとにかく速いドライバーなんだ」
「これは2カー体制を考えているひとつの要因だが、もしランキング5位につけている時に、何度かリタイヤすると、すぐにランキングは10位に落ちてしまうだろう。2台体制になれば、そういった事態を起こりにくくできる」
ラリータイヤの生産を中国工場からイギリスに移管したことにより、DMACKの体制はここへきて急速に進化している。
コーマックは、イギリス・カンブリアにあるDMACKの生産工場と、メルクシャムを拠点とするクーパー・タイヤとのジョイント・ベンチャーの管理を担当している。
「我々は今、フィジビリティ・スタディ(実現可能性調査)を行っている。自社でも、ジョイント工場でもあらゆる対応が可能かどうかをね」
「クーパーとの合弁を開始してから3カ月だが、この協業はとても理にかなっている。お互いに競合関係ではないので、相互補完をさらに推し進めていきたい」
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