10月4~7日に開催されるWRC世界ラリー選手権第11戦ラリーGBに向けて、参戦するドライバーたちが意気込みを語った。
シリーズ第11戦の舞台はイギリス・ウェールズを中心に開催されるラリーGB。かつてはRACラリーとして開催されてきた歴史ある1戦だ。
イベントはグラベル(未舗装路)を主体とした1戦だが、この時期のウェールズは雨が降りやすく、ウエットコンディションになると路面がぬかるみ、難易度が上昇する。
また競技3日目にあたる土曜日は日中にマシンをメンテナンスするサービスが設けられていないため、各ドライバーにはマシンへのダメージを避ける走りが求められる。
競技は4日(木)、現地8時ごろ(日本時間4日16時ごろ)にシェイクダウンが行われた後、現地20時5分(日本時間5日4時5分)に行われるSS1で開幕する。
翌5日(金)はSS2~9までの8SSが行われる。このうちSS5~6の“スレートマウンテン”は1.63kmのショートステージだ。
6日(土)はSS10~18の9SS。この日は合計走行距離が150.24kmに及ぶ今大会最長距離での争いとなる上、上述したように日中にマシンメンテナンスを行えない1日だ。
競技最終日となる7日(日)はSS19~23の5SSで構成される1日。通常であれば最終ステージに設定される“パワーステージ”だが、今回はSS20に設定されている。パワーステージ走行後にも通常のSSが控えているため、これまでとは違ったアプローチが求められる。
WRC最上位クラスはMスポーツ・フォード、ヒュンダイ、トヨタの3チームが3台体制でエントリー。シトロエンのみが2台体制での参戦となる。
このうちMスポーツはテーム・スニネンに3台目のフォード・フィエスタWRCを、ヒュンダイはヘイデン・パッドンに3台目のヒュンダイi20クーペWRCを託す。