一方、この週末まで選手権リーダーの座を維持していたペターだったが、予選ヒートからDS3 RXのペースが上げられずに苦戦。
ヒート中盤のポイント暫定結果で7番手となり、「僕らの出走タイミングでは路面状況が最悪だった」と、コースコンディションに対してマーシャルに苦言を呈すると、迎えたセミファイナル1ではロビン・ラーソンのアウディA1や元WRC世界ラリー選手権のライバル、ロウブとのバトルでマシンを破損。4位に終わりファイナル進出を逃すとともに、大量のチャンピオンシップポイントを逃すスッキリしない週末となった。
また、ミュニッヒ・モータースポーツからセアト・イビーザRXで“復帰”出場した、2度のDTM王者でもあるティモ・シャイダーは、Q4でギヤボックストラブルに苦しんでいたフォード・フォーカスRXのスタードライバー、ケン・ブロックに先行する13位フィニッシュを果たしたものの、惜しくも予選ヒートで敗退となっている。
World RXの残りラウンドはラトビア、ドイツ、アルゼンチンの3戦。最終戦直前のドイツ・エステリンク戦はDTM最終戦のホッケンハイムと日程が重なるものの、既報のとおりエクストロームはラリークロスタイトル獲得を優先するべく、DTMを欠場する可能性が高くなっている。
1 2
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています