BMWミニでのクロスカントリーラリー活動をオペレーションするX-raidのチームプリンシパルであり、元三菱自動車モータースポーツ統括会社(MMSP)の代表でもあったスヴェン・クワントは、BMWによるクロスカントリー分野へのコミットメント強化のアナウンスは「ダカールラリーでの勝利を取り戻すために必要な要素である」と語った。
BMWによるモータースポーツ活動”再編”の一部として発表された「サポート強化」の決定に関して、BMWモータースポーツのディレクターを務めるイェンス・マルカルトは「ミニでのダカール・プロジェクトの将来に対して、我々は”ランプ・アップ”(強化する)必要があると感じていた。すべての面において、BMWグループのモータースポーツプログラムは、その範囲と多様性においてユニークなものになっていると思う」
クワントは、この複数年のサポートについて「BMWからの協力強化は、我々にとって良いニュースだ」と歓迎の意を示した。
「我々がこの数ヶ月間、実際に取り組んできた仕事に対しても、シンプルにBMWとの協業が強化できることを意味する。BMWモータースポーツや、BMWのその他の部門との作業を一層緊密にできるわけだからね。しかも1年で終わり……という話ではない点も非常に重要だ。より長い時間が必要になることだからね。これで勝利を”取り戻す”ことに関しては疑いようがないよ」
X-raidミニがダカール4連覇を達成した後、今年のダカールラリーではステファン・ペテランセルの2WDプジョーが、ナッサー・アル-アティヤのミニALL4レーシングを2位に退ける速さを見せた。
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