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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.08.12 16:10
更新日: 2021.08.12 16:11

2022年エクストリームE参入のマクラーレン、北米ラリークロスとXゲーム“8冠”のファウストを起用

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ラリー/WRC | 2022年エクストリームE参入のマクラーレン、北米ラリークロスとXゲーム“8冠”のファウストを起用

 2021年創設の電動ワンメイクSUV選手権『Extreme E(エクストリームE)』への参戦を表明し、2022年からの新規参入を予定する名門マクラーレン・レーシングは、その最初のドライバーとして北米のラリークロス・シーンのみならず、世界的な人気選手として活躍するタナー・ファウストの起用を発表。北米大陸で4度のラリークロスチャンピオンに輝く多才なドライバーが、マクラーレン・エクストリームEチームの男性エースに就任する。

 世界的な人気コンテンツとして数億人の視聴者を集めたエクストリーム系スポーツの祭典『X Games(Xゲーム)』では4度のゴールドメダルを獲得し、北米で主催されたGRC(グローバル・ラリークロス)などで2010年、2011年、2012年、そして2019年のARX(ARXアメリカズ・ラリークロス)を含め4回のシリーズチャンピオンを獲得。

 都合“8冠”を誇るファウストは、ドリフト競技の世界戦とも言えるフォーミュラ・ドリフト・チャンピオンシップでも2008~2009年に連覇を果たすなど抜群の実績を誇り、オープンホイールやラリー、スポーツカー耐久に加え、PPIHCパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムへの参戦や、ラリーレイドの『Baja 1000(バハ1000)』も経験するなど、スライド&マシンコントロールに秀でたその才能が高く評価されてきた。

 さらにWorldRX世界ラリークロス選手権が発足する以前、その前身となる欧州ラリークロス選手権(現EuroRX)にも参戦し、その後のWorldRXでも勝利を挙げた唯一のアメリカ出身ドライバーでもあり、人気TV番組のホスト役や、映画『The Fast and Furious(邦題:ワイルドスピード)』シリーズや『The Bourne Ultimatum(邦題:ボーンアルティメイタム)』ではスタントドライバーを務めるなど、さまざまな顔を持つマルチな才能として、実力を遺憾なく発揮してきた。

 そのファウストが、EVオフロード車両のワンメイクで争われるエクストリームEシリーズに向け、マクラーレンのドライバーとして参戦することが決定し、後車軸に搭載された2基のモーターにより、最大出力400kW(約544PS)を発生するオフロードマシンのステアリングを握ることとなった。

2022年からのシリーズ参入を表明しているMcLaren Racing CEOのザック・ブラウン(左)と、Extreme E創設者のアレハンドロ・アガグ
2022年からのシリーズ参入を表明しているMcLaren Racing CEOのザック・ブラウン(左)と、Extreme E創設者のアレハンドロ・アガグ
あらゆるカテゴリーでのタイトル獲得という実績だけでなく、稀有なショーマンシップも有するタナー・ファウスト
あらゆるカテゴリーでのタイトル獲得という実績だけでなく、稀有なショーマンシップも有するタナー・ファウスト

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