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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2023.01.24 14:55

初の雪上戦では盟友ブロックを偲び特別カラーで出場。『43』は永久欠番に/NitroRX第7戦

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ラリー/WRC | 初の雪上戦では盟友ブロックを偲び特別カラーで出場。『43』は永久欠番に/NitroRX第7戦

 2019年を含め2戦に出場したブロックだが、今回の措置で永久欠番となった『43』』は、将来的にブロック・ファミリーのメンバーが希望する場合に使用できるようになるという。

 ブロックの長女であるリアは、すでにNitroRXのシリーズを経験しており、昨季はシエラ・カー(RX3バギー)で。今季はサイドバイサイド(SxS/同じくバギーのカテゴリー)に参戦し、ここまでの6戦中4戦に出走して最上位は5位。ランキング7位につけている。

 こうして始まった週末は、予選こそ第4戦で初優勝を飾ったジャマイカ出身ドライバーのマッコーネルが制したものの、決勝日最初のオープニングヒートからは“北欧出身”のエリクソン兄弟が他を圧倒するパフォーマンスで席巻。

 今季2度目の予選上位通過を果たしたオリバーは、同じく別のピラミッドでオープニングを制した兄のケビンとともにファイナルを支配すると、破損したドライブシャフトを物ともせず、僚友を3.298秒も突き放してチェッカーを受けた。

 その背後で弟の援護射撃役となったケビンも、5周目までジョーカーをセーブしてポイントリーダーの開幕覇者ロビン・ラーソン(DRR JC)を封じると、そのままのポジションでフィニッシュラインを通過。名門オルスバーグMSE ABが得意のサーフェースでワン・ツーを達成し、3位に入ったJC RXカルテルのラーソンは今季7戦で6度の表彰台に。4位には早めのジョーカーでクリーンエアを得たものの、逆転ならずのマッコーネルが続く結果となった。

 一方、亡き友へ捧げる力走を披露したかったパストラーナは、慣れないスノーに脚元をすくわれ、幾度もバンクに車体を擦り付ける苦しいドライブとなり5位チェッカー。そのうち、スピンを喫した場面では背後にいたアンドレアス・バッケルド(DRR JC)が巻き添えとなり、オリバー・ベネット(エキサイトエナジー・レーシング)とコナー・マテル(バーモント・スポーツカー)の後塵を拝す最下位に。しかし最終的な裁定により、パストラーナには最後尾への降格処分が下される結果となった。

 これで残るラウンドは2戦となったNitroRXの2022-23年シーズンは、引き続きの北米開催で来月2月4~5日に同じくカナダはカルガリー、スタンピードパークの雪上イベントで第8戦を実施し、3月中旬にはカリフォルニアでのシーズンフィナーレ開催が予定されている。

得意のスノー・サーフェースでOlsberg MSE ABに1-2でのシリーズ初勝利をもたらしたオリバー&ケビンのエリクソン兄弟

■2023 Nitro RX Quebec | Group E Final – Saturday

https://youtu.be/6rOnaAjrC0k


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