創設初年度からワンメイク電動オフロード選手権『エクストリームE』に参戦する名門アンドレッティ・オートスポートは、来たる2023年“シーズン3”に向け新たな参戦体制を発表。サウジアラビア最大の自動車関連企業のひとつであるアルタウィキラットと提携し、新たに“アンドレッティ・アルタウィキラット・エクストリームE”としてエントリーする。
すでに初年度シーズンからチームの支援者として名を連ねていた同社は、この2023年を前に「世界中で気候変動の影響に対する認識を高めるというエクストリームEの取り組みが、より重要度を増している」との要因を挙げ、改めてメインパートナーとしてシリーズへの関与を強める決定を下した。
サウジアラビアで75年以上の歴史を持つアルタウィキラットは、同国を代表する自動車小売業者として成長を続け、当初5店舗で始まったビジネスを国内全地域をカバーする28店舗にまで拡大させている。
その同社は、シリーズが「使命の一部」とするコンセプトを引用し「自動車業界が将来を見据えた技術を開発するのを支援し、影響を与えること」が、あらゆる自動車関連企業にとって不可欠なテーマになると考えており、電動SUVのレースが新製品をテストし、モビリティの革新を加速するためのプラットフォームとして機能することを確信しているという。
「モータースポーツ界のレジェンドであるアンドレッティとパートナーを組めることを、とてもうれしく光栄に思っている。我々は地球温暖化の影響を認識させ、電気自動車などの代替モビリティ・ソリューションの可能性を実証するために、エクストリームEのプログラムを通じてチームが行ってきた素晴らしい仕事に感銘を受けていた」と語るのは、アルタウィキラットの会長兼最高経営責任者であるムハンマド・アブドゥル=ジェワッド。
「このシーズン3より、彼らのメインパートナーとして大気汚染を減らすための代替エネルギー源の使用と、温暖化の影響から地球を保護する必要性についての意識を高めるために、積極的な役割を果たしたいと考えている」と続けたアブドゥル=ジェワッド会長。