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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2023.06.05 11:35
更新日: 2023.06.05 12:57

PS制覇のロバンペラが3位獲得。ラトバラ「勝つための本当の戦いができていたと思う」/WRCイタリア

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ラリー/WRC | PS制覇のロバンペラが3位獲得。ラトバラ「勝つための本当の戦いができていたと思う」/WRCイタリア

 6月4日、イタリアのサルディニア島でWRC世界ラリー選手権第6戦『ラリー・イタリア・サルディニア』の最終日デイ4が行われ、4台のトヨタGRヤリス・ラリー1で今戦に挑んだTOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)は、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組が総合3位、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組が総合4位でフィニッシュした。

 また、前日のデイ3でデイリタイアし、再出走したセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組は総合14位で、TGR WRCチャレンジプログラムにより4台目のマシンで出場の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は、総合40位で完走を果たした。

 今季第6戦イタリアの競技最終日は、サルディニア島北東部のオルビアに置かれるサービスエリアを起点に、島の北東部で2本のステージを各2回走行するかたちで争われた。計4本のSS合計距離は46.02kmと4日間で最短の一日となったが、夜間に降った雨の影響でステージの一部がぬかるみ、非常に滑りやすいコンディションでの戦いとなった。

 前日のデイ3で総合3番手に順位を上げたロバンペラは、前後のライバルとのタイム差が開いていたため、最終のパワーステージに向けたタイヤ戦略で走行。最初の3本のステージをやや抑え気味のペースで走行した。迎えた最終SS19では路面が雨で濡れて滑りやすくなっているなか全開アタックを敢行。その結果、見事ステージベストを叩き出しボーナスの5ポイントを追加で獲得した。

 前戦ポルトガルでの今季初優勝でチャンピオンシップリーダーとなっていたロバンペラは、今戦終了時点でもドライバー選手権首位の座を守り、ランキング2位のライバルとの差を25ポイントに広げている。

 総合4番手で最終日に入ったエバンスは、ロバンペラと同じようにパワーステージに焦点を当て、当該ステージでは4番手タイムを記録。ウォータースプラッシュ通過時にマシンにダメージを負った、前日のアクシデントを乗り越えて総合4位でラリーをフィニッシュするとともに、ボーナスポイントを自分自身とチームにもたらした。

 この結果、TGR-WRTはマニュファクチャラー選手権首位を維持し、今大会でシーズン初勝利を挙げたヒョンデ・シェル・モビスWRTに対するリードは23ポイントになっている。

3位表彰台を獲得したカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第6戦ラリー・イタリア・サルディニア
3位表彰台を獲得したカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第6戦ラリー・イタリア・サルディニア

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