2017年のスーパーカップは、全世界のカレラカップに先駆けタイプ991カップカーの後期型が投入されるため注目度が高く、スポット参戦は非常に困難だったものの、MRS GTがスポット参戦の枠を確保。今季も小林の参戦が決まった。
スーパーカップは非常にハイレベルで、このシリーズを勝ち抜いたものはポルシェのワークスドライバーになったり、プロとしてスポーツカーレースで活躍したりしている。「世界中からプロドライバーを目指す若者たちがしのぎを削る世界に参戦するのはとても厳しいです」と小林。
「昨年のスパは予選107%をクリアできず、決勝のグリッドにつくことができなかったことを反省し4月のバルセロナ合同テストにも参加し、少しでもスキルアップを図りたいと思っております」
「2001年からすべてのカップカーでカレラカップに参戦し、タイプ991カップに関しては日本人で初めてドライブしました。今回も後期モデルになった991カップカーで、日本人として初めてレースできることを幸せに思っています」
ジェントルマンドライバーというと“金持ちの道楽”と言われることも多いが、小林は豊富な資金があるわけでもなく、情熱と積極性で“夢”を叶えてきており、国内トップドライバーたちもその夢を応援している。挑戦の成功を祈りたいところだ。
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