12月3日、2017/18シーズンのAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズの第2戦が富士スピードウェイで行われ、LMP2クラスのジャッキー・チェン・DCレーシング×Jotaスポーツの8号車オレカ05・ニッサン(ステファン・リケルミ/トーマス・ローラン/ハリソン・ニューウェイ)が総合優勝を飾った。
ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズや、IMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップと並ぶスポーツカーシリーズのアジア版にあたるAsLMS。2017/18シーズンは、10月~2018年2月の5カ月間でズーハイ(中国)、富士(日本)、ブリーラム(タイ)、セパン(マレーシア)と転戦していく。
今回の第2戦富士ラウンドにはアジア国籍のチームを中心に、トップカテゴリーのLMP2クラスに6台、LMP3クラスに6台、FIA-GT3マシンで争われるGTクラスに3台の、計15台がグリッドに並んだ。
12時20分にスタートした4時間の決勝レースは、ポールポジションからスタートしたBBTの37号車リジェJS P2・ニッサン(アンソニー・シュ・リウ/ダビデ・リッツォ/ピポ・デラーニ)が、2番手スタートから抜群のスタートを決めたジャッキー・チェン・DCレーシング8号車に1周目の1コーナーで先行されてしまう。
さらに直後の100Rでは、3番手からスタートしたジャッキー・チェン・DCレーシング×Jotaスポーツの7号車(デビッド・チェン/ジャズマン・ジャファー)と接触しスピン。これにより37号車は最後尾に後退したが、幸いマシンにダメージはなくレースを続行した。
レース開始から1時間すぎ、各車1回目のピットインを終えたタイミングで、スピンから立て直した37号車がトップ8号車の56秒後方2番手に浮上した。37号車を駆るデラーニは、トップの8号車から毎周2~3秒速いラップタイムを刻みながら追い上げを開始する。
これを見た8号車は1回目のピットインから30分経ったところで早くも2回目のピットイン。ドライバー交代を済ませ、トップから20秒後方の2番手でコースに復帰した。