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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.06.14 16:05
更新日: 2020.01.08 12:41

WEC:BoP変更で10kg増となったコルベット、ライバルの速さに対し「さらなる調整を」

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ル・マン/WEC | WEC:BoP変更で10kg増となったコルベット、ライバルの速さに対し「さらなる調整を」

「コルベットがタイムチャートの一番上に居ないことは明らかだ。ポルシェとフォードの2台が最速とみて間違いない。ただし、我々は自分たちの立ち位置を把握しているし、そのなかでいかに最善を尽くせるかを理解している」

「ラップあたり1秒のギャップであれば彼らと勝負することできる。ただし1秒を超えるとなると難しくなるだろうね。そうした場合にはBoPのさらなる評価が行われることを期待しているよ」

「技術的な観点から考えれば、遅いクルマのラップを向上させるよりも、飛び抜けている2台のクルマを遅くするほうが簡単なはずだ。しかし、我々にはその決定権がないんだ」

■アストンマーチンはブーストの増加による性能向上に自信

 アストンマーチン・レーシング(AMR)は、新世代のバンテージAMRに適用されたBoPの変更がテストデーでの大幅な遅れを解消するのに役立つだろうと考えている。

 2台の新型マシンを投入するAMRはテスト時に苦戦を強いられ、トップのポルシェからは実に5秒以上のギャップが発生。この結果を受けて最新BoPではターボの最大過給圧が引き上げられている。

AMRのテクニカルディレクターを務めるダン・セイヤーズは、Sportscar365に対し「追加のブースト圧は3%のエンジンパワー増大に相当する」と語った。

 また、バンテージAMRには燃料消費の増加に伴う燃料タンクの容量拡大が認められて、最大搭載量がクラス最大の105Lに変更されている。

「(BoPの変更は)確かに効果があるだろう」とセイヤーズ。「それが十分であるかどうかはまだ分からないが、最新のBoPが我々をトップグループにより近づけると信じている。しかし、変更された数値はチームが要求したほどではないのも事実だよ」

「予選では、3分49秒台に入ることを期待している。トップ10入りに入れればそれはとても印象的なことに感じるはずだ。それくらい激しい戦いになるだろう」

アストンマーチン・レーシングの97号車アストンマーチン・バンテージAMR
アストンマーチン・レーシングの97号車アストンマーチン・バンテージAMR


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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