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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.08.21 19:10
更新日: 2018.08.22 10:23

WECシルバーストン:トヨタ、失格裁定に控訴せず。レベリオンの総合優勝が確定

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ル・マン/WEC | WECシルバーストン:トヨタ、失格裁定に控訴せず。レベリオンの総合優勝が確定

 8月21日、WEC世界耐久選手権は8月19日に行なわれた2018/19年“スーパーシーズン”第3戦シルバーストン6時間の決勝結果が確定したと発表した。
 
 ル・マン24時間から約2カ月後、イギリス・シルバーストンで開催されたWEC第3戦はフロントロウからスタートしたTOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタTS050ハイブリッド(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ-マリア・ロペス組)と8号車トヨタTS050ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴/フェルナンド・アロンソ組)が順位を入れ替えながら6時間レースをリードし、最終的に8号車トヨタが僚友を破ってトップフィニッシュ。7号車トヨタが2位に入りトヨタがワン・ツー・フィニッシュを達成した。
 
 しかし、トヨタの2台は決勝レース後に行なわれた再車検のなかで、車両底部に備え付けるスキッドブロックがLMP1H車両規定に定められた5mmを超えてたわむことが明らかになり、両車揃ってレースから除外、“失格”という重い処分を受けていた。
 
 この裁定に対してトヨタは今後対応を検討するとしていたが、21日までに控訴を行なわないことを決定。この結果トヨタ勢に次ぐ総合3位でフィニッシュしたレベリオン・レーシングの3号車レベリオンR13・ギブソン(マティアス・ベッシェ/トーマス・ローラン/グスタボ・メネゼス組)が繰り上がりで優勝することとなった。WECでノンハイブリッドマシンが総合優勝したのは『アウディR18ウルトラ』が優勝した2012年第2戦スパ・フランコルシャン以来6年ぶりだ。
 
 総合2位には同じくレベリオンの1号車R13(アンドレ・ロッテラー/ニール・ジャニ組)が入り、5位でチェッカー受けたSMPレーシングの17号車BRエンジニアリングBR1・AERが総合3位となっている。
 
 また、ライドハイトが規定の50mmに対して2mm足りず、2位のリザルトを失うこととなった91号車ポルシェ911 RSR(リチャード・リエツ/ジャンマリア・ブルーニ組)を走らせるポルシェGTチームも、トヨタと同様に裁定を受け入れた。
 
 これによってクラス3位となったフォード・チップ・ガナッシ・チームUKの67号車フォードGT(アンディ・プリオール/ハリー・ティンクネル組)が同2位に繰り上がり、クラス3位は92号車ポルシェ911 RSR(ミハエル・クリステンセン/ケビン・エストーレ組)となっている。

■2018/19年WECスーパーシーズン第3戦シルバーストン 決勝正式結果


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