現時点でLMP1で唯一のメーカーワークスチームとなっているトヨタ。バセロンは2019年初旬にはWEC継続参戦についてアナウンスされるとの見方を示した。
現在、トヨタが参戦を表明しているのは2018/19年シーズン末までとなっており、その後の活動については明言されていない。ただし、2019年以降も現行のTS050ハイブリッドで参戦を継続するとの見方が濃厚だ。
「2019年の初めには我々の参戦について最新の発表ができるだろうと思う」とバセロン。
「通常、我々は(一度に)複数シーズンの契約はしない。1年ごとにシーズンの契約をするのだ。それが原則だ」
また、バセロンはトヨタが2019/20年のWECに参戦したとしても、その翌シーズンに導入される“ハイパーカー”に参戦することが確定するわけではないとも述べている。
「(“ハイパーカー”クラスに参戦するかは)状況次第だ」とバセロン。
「来シーズンについては参戦可能なマシンがあるから参戦し、その後は(活動を)やめることもあり得る。どんなことも起こり得るんだ」
また、AMRのキング代表は“ハイパーカー”よりも現時点ではGTプログラムにもっとも重きを置いていると語るが、2020年からの参戦が取り沙汰されているDTMドイツツーリングカー選手権については明言を避けている。
キング代表は「我々がメインに取り組みを続けるのはGTレースであり、我々が言ったように、少なくとも次の4年間はそこに集中する」とコメント。
「フェラーリとポルシェ、そしてアストンマーチンがWECのGTクラス常連であることを誇りに思う。この状況を継続したい」
「ほかの活動については評価から始めなければならない。我々のブランドに何をもたらしてくれるのか、我々の製品にどのように役立ち、どうPRしてくれるのかをね」
「今後数カ月で我々が進むべき道が判明するだろう」