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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2018.09.18 17:54
更新日: 2018.09.18 18:13

ブランパンGT:白熱のタイトル争い。WRTアウディ先勝もAKKA ASPが逆転でスプリントカップ奪取

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ル・マン/WEC | ブランパンGT:白熱のタイトル争い。WRTアウディ先勝もAKKA ASPが逆転でスプリントカップ奪取

 ブランパンGTシリーズ第9戦ニュルブルクリンクは9月17~16日、ドイツ・ニュルブルクリンクで決勝2レースが行なわれ、土曜のレース1をランキングリーダーのベルジャン・アウディクラブ・チームWRT、1号車アウディR8 LMS(アレックス・リベラス/クリストファー・ミース組)が制しチャンピオンに王手をかけた。しかし、翌日のレース2でAKKA ASPの88号車メルセデスAMG GT3(ラファエル・マルチェッロ/マイケル・メドウズ組)が優勝。獲得ポイントでWRTを逆転しスプリントカップの新王者となっている。

 連覇を狙うチームWRTの1号車アウディと、初戴冠を目指すAKKA ASPの88号車メルセデスが、74ポイントで並んで迎えたブランパンGTシリーズ・スプリントカップ最終第5戦。チャンピオンが決定するこの一戦で“先制”したのはアウディだった。

■レース1は1号車アウディが繰り上がり優勝。88号車メルセデスは4位

 予選3番手からレース1のスタートを切った1号車アウディはオープニングラップでエミール・フレイ・レーシングの14号車レクサスRC F GT3を交わして2番手に上がると、レース中盤のピットストップを無難にこなし2位をキープする。首位を走るGRTグラッサー・レーシング・チーム、63号車ランボルギーニ・ウラカンGT3には及ばなかったものの、僚友の2号車アウディを3番手に従えて2位でチェッカーを受けた。

 一方、逆転戴冠を狙う88号車メルセデスは予選が振るわず10番手スタートに。しかし決勝ではピットアウト後のレース後半にトップ8に進出し、後半にかけて3つ順位を上げて5位でフィニッシュしている。

 しかしレース後、優勝した63号車ランルギーニをドライブするクリスチャン・エンゲルハートが、ハンズのストラップを正しく留めていなかったことがTV中継映像で明らかになったことで、同車は30秒のタイム追加ペナルティを受けた。

 また、シリーズを運営するSROはチェッカー後にエンゲルハートがレーシンググローブを外し、車内のドライバーを映すオンボードカメラのSDカードを取り外したことに対しても処罰を決定。その結果、ランキング3位につけていた63号車ランボルギーニは週末の全セッションから除外されることが決定し、レース2への出走も取り消されることとなった。

■88号車メルセデスが逆転するには3位表彰台以上が絶対条件に

レース1でポール・トゥ・ウインを飾ったGRTグラッサー・レーシング・チームはレース後失格に
レース1、2位となった2号車アウディR8 LMS
レース1で3位となったGRTグラッサー・レーシング・チームの19号車ランボルギーニ
2018スプリントカップ第5戦 レース1結果(PDF)


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