今季から戦績に応じた“サクセスバラスト”が導入されるGTEクラスは、5台のフェラーリ488 GTEと4台のポルシェ911 RSRががっぷり四つの様相をみせる。
ディフェンディングチャンピオンであるプロトン・コンペティションは88号車ポルシェとともに、WECの元GTEプロクラス王者リチャード・リエツを迎えた77号車ポルシェを走らせる予定だ。なお、77号車ポルシェはチーム名をデンプシー・プロトン・レーシングとしている。
この他のポルシェ陣営はEBIモータース、WECのGTEアマクラスに参戦中のプロジェクト1の2チームだ。
対するフェラーリ陣営は、強豪JMWモータースポーツに加え、WECやAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズにもフェラーリで参戦しているスピリット・オブ・レース、2台中1台をオール女性ドライバーの布陣としたケッセル・レーシングをラインアップ。
さらに、スピリット・オブ・レーシングによって運営されるスイスのルジッチ・レーシングを新たに迎え、2年ぶりのタイトル獲得に向けて体制を強化している。
全6戦で争われる2019年ELMSは開幕直前の4月8~9日にポール・リカールで公式プレシーズンテストが行われ、同じ週の週末に開幕戦ル・キャステレ4時間レースが開催される。
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