ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2019.12.23 11:54
更新日: 2019.12.23 18:51

【動画】新型コルベットはこうして生まれた。ミッドシップレーサー『C8.R』の誕生経緯


 フロントエンジン・リヤドライブ(FR)という伝統のレイアウトから脱却したC8型シボレー・コルベットのコンバーチブルタイプとともに、2019年10月にサプライズ発表されたコルベットC8.R。新たなコルベット・レーサーとして2020年1月に実戦デビューを予定している同モデルの紹介動画が、YouTubeのシボレーチャンネルで公開されている。

 コルベットC8.Rはル・マン24時間レースにも出場可能な現行LM-GTEカー、シボレー・コルベットC7.Rの後継機となる新型レーシングマシンだ。その最大の特徴はフルモデルチェンジを受けたロードカーと同じく、レイアウト変更にありコルベット伝統のFRから“パフォーマンス重視”のミッドシップエンジン・リヤドライブ(MR)となった点だろう。

 また、レイアウト変更に伴うプロポーションの変化も大きなトピックのひとつ。これまではロングノーズ・ショートテールという典型的なスポーツカールックであったが、新型モデルでは鼻先からコクピットまでの距離が縮まり、反対にモノコック後部が長いスーパーカーを思わせるエクステリアに様変わりしている。

 コクピット後部に5.5リットルV8自然吸気エンジンを搭載するコルベットC8.Rの開発期間は2年以上に渡って続けられており、その成果をお披露目する注目のデビュー戦は2020年1月末、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦のデイトナ24時間レースとなる予定だ。公開中の動画ではそんなC8.Rのサーキットでの走りをはじめ、ミッドシップ化に至った経緯、ル・マンやデイトナを制した先代C7.Rの活躍などを振りかえることができる。

2020年にデビューする新型シボレー・コルベットC8.Rのサイドビュー
2020年にデビューする新型シボレー・コルベットC8.Rのサイドビュー


関連のニュース