レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.10.27 04:53
更新日: 2016.10.27 05:10

アウディのWEC撤退に対しACOが声明を発表「非常に残念に思う」

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | アウディのWEC撤退に対しACOが声明を発表「非常に残念に思う」

 10月26日、これまでル・マン24時間で13勝の成績を誇ってきたアウディが、2016年限りでWEC世界耐久選手権およびル・マン24時間から撤退すると発表したことをうけて、ル・マン24時間を運営するACOフランス西部自動車クラブは声明を発表した。

 1999年の参戦以来、アウディはル・マンで勝利を飾ることにより数多くの新技術をアピールしており、サルト・サーキットそばにアウディの施設が設けられるなど、非常に関係が深い。一方でル・マンにとってはサーキット中にアウディの看板が出されたり、セーフティカーやオフィシャルカーをアウディが担うなど、まさに“相思相愛”と言える間柄にあった。

 そんなアウディのスポーツカー耐久レースからの撤退発表をうけ、ACOは即日声明を発表した。ACO代表のピエール・フィヨン、WECのCEOを務めるジェラール・ヌーブのコメントが掲載されている。

 ピエール・フィヨンのコメントは下記のとおりだ。

「(現地時間の)今朝、アウディから出されたスポーツカー耐久レース撤退の決定をうけ、我々全員が感傷的になった。この決定に対する覚悟はできていたが、耐久レースの主役が新たな挑戦に向かうことに対し、非常に残念に思っている」

「1999年からのル・マン24時間での存在において、アウディは最も強力で、最も素晴らしい歴史のページを綴ってきた。特に最近はWECにおいてもだ。他の競争者たちとともに、アウディは世界的な耐久レースの広がりの真の貢献者だったと言える」

「マニュファクチャラーに対するコストカットは、ACOと、そして協力関係にあるFIAにとって最も重要な問題だ。さらに、両組織は来たる数年における方向を明確に定めている。将来のクルマに向けた新技術のためのベストなプラットフォームを提供する、革新の最前線にあるということだ」

近年のル・マンのオフィシャルカーは例年アウディが担っていた。
近年のル・マンのオフィシャルカーは例年アウディが担っていた。


関連のニュース