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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2023.04.30 11:15
更新日: 2023.04.30 11:28

トヨタが今季2度目の1-2「ル・マンでもこの勢いを維持したい」と可夢偉。平川組8号車は34台抜き披露

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ル・マン/WEC | トヨタが今季2度目の1-2「ル・マンでもこの勢いを維持したい」と可夢偉。平川組8号車は34台抜き披露

 今年は100周年の記念大会となるル・マン24時間の“前哨戦”を、ワン・ツー・フィニッシュという最高のかたちで締めくくったTOYOTA GAZOO Racingドライバーのレース後コメントは以下のとおりだ。

●小林可夢偉 チーム代表兼ドライバー(7号車トヨタGR010ハイブリッド)

「チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、最高の結果を得ることができました。チームと、今回の結果を達成するために大変な努力でサポートしてくれたみんなに感謝します。ここスパをトヨタGR010ハイブリッドで走るのはとてつもない体験で、特に大観衆が見守るなかでは格別でした。今日は特に、ここスパではこれまで見たことがないほどの大観衆で、多くの応援を感じることができました」

「今大会は、特にタイヤマネージメントの面で難しい挑戦となりました。新品タイヤは素晴らしいグリップ力を発揮してくれますが、摩耗してくるとどのくらいプッシュできるか判断するのが難しくなります。困難なレースだったことを考えれば、トラブルなく、ワン・ツー・フィニッシュを果たせたのは本当に嬉しいです。私のスティントでは、8号車とのバトルになり、チームメイト同士の戦いということで簡単ではありませんでしたが、良いレースを見せられたと思います。ル・マンでもこの勢いが維持できることを望んでいます」

●マイク・コンウェイ(7号車トヨタGR010ハイブリッド)

「大変なレースだったが、我々2台ともに素晴らしい結果になった。レーススタート時のタイヤ選択が難しかったが、恐らくもう雨は降らないだろうと思っていた。とにかく全力でコース上に留まり、トラブルなく生き残らなくてはならなかった」

「スタート直後は大きく順位を落としてしまった。しかし、コースが乾き始めると我々のタイヤ選択が正しく、前走車をパスしていくことができた。レースは順調だったが、後続とのギャップを築いた途端にセーフティカーが導入され、そのギャップが失われてしまうので大変だったよ」

「僕たちはピットの判断も良く、可夢偉とホセも素晴らしい走りで最後までプッシュしてくれた。また、8号車も素晴らしい走りで2位に入り、チームとしてこのような結果が得られて本当に満足している」

●ホセ-マリア・ロペス(7号車トヨタGR010ハイブリッド)

「こんな難しいレースで、チームとしてワン・ツー・フィニッシュが果たせて本当に嬉しい。いつもどおりスパはコースコンディションが難敵だったね。僕たちはまだ濡れているところが残っている路面でスリックタイヤスタートという難しい選択をしたが、マイクが素晴らしい走りをしてくれたおかげで、それが実を結んだ」

「また、耐久レースでは良くあることだけど、今日のレースはさまざまな感情が湧く展開となった。首位で充分なリードを保っていたと思っていたら、セーフティカー導入でそれがゼロにリセットされてしまったり、後続車が自分のクルマよりも良いタイヤを装着し、それを抑えなくてはならないこともあったが、エンジニアやピットクルー、そして、マイク、可夢偉と、もちろん8号車のチーム全員が最高のパフォーマンスを発揮してくれた。この週末は、ハードに働き続けた全員のためにも、本当に素晴らしい結果だ。簡単なことではなかったけど、その努力が報われた」

ハイパーカークラス 暫定表彰式の様子
ハイパーカークラス 暫定表彰式の様子

●セバスチャン・ブエミ(8号車トヨタGR010ハイブリッド)

「最高の追い上げで2位フィニッシュを果たすことができた。36番手グリッドからのスタートで2位まで順位を上げ、最後は勝利を争っての2位というのは、本当に素晴らしい結果だ。優勝した7号車は完璧なレースを展開していたし、チームのためにも本当に嬉しい」

「波乱のレースで、特にスタート直後のウェットコンディションは大変だったけど、トラブルに見舞われないよう、慎重に順位を上げていった。6月のル・マンへ向けて良い準備になったと思う」

●ブレンドン・ハートレー(8号車トヨタGR010ハイブリッド)

「僕たちは大幅なポジションアップを果たし、チームにとっても最高の結果となった。セバスチャンは難しいコンディション下で素晴らしいスタートを切り、見事に順位を上げた。タイヤ選択は本当に難しかったが、結果的には正しい判断だった。7号車は、特にレース中盤では我々8号車よりも僅かにペースが良く、優勝に値する走りだったと思う」

「我々の2台は異なる方向性のセットアップであったこともあり、終盤、可夢偉に付いていくことはできなかった。僕たちは予選のアクシデントでタイヤを1セット失っていたこともあり、2位でフィニッシュし、多くのポイントを獲得できたことに本当に満足しているんだ」

●平川亮(8号車トヨタGR010ハイブリッド)

「スターティングポジションを考えれば、とても満足のいく結果です。簡単ではないレースウイークでしたが、決して諦めることなく戦い続けました。エンジニア、メカニック、そして、もちろん素晴らしい走りをしてくれたセバスチャンとブレンドンの全員へ、本当に感謝しています」

「残念な結果となった予選のあとに取り戻すことができた、みんなの頑張りによる素晴らしい結果です。チームのワン・ツー・フィニッシュは完璧で、ル・マンへ向けた最高の準備になったと思います。ル・マンが今から楽しみです」


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