「最終的に3番手グリッドを獲得できたことには満足している」と語るのは、ハイパーポールで8号車トヨタGR010ハイブリッドをドライブしたハートレー。
「フェラーリの2台が速すぎ、グリッド最前列獲得は不可能だった。彼らのポール獲得に祝福を贈りたい。僕の最初のアタックはそれほど好感触ではなく、ラップタイムもあまりよくなかった。次のアタックはとても良い感触だったので、赤旗に阻まれることになってしまい残念だったが、最後はクリーンな状況でアタックができたよ」
「ベストなラップではなかったが、3番手グリッドを獲得できた。最善を尽くしたので、ポールを獲得できれば良かったけれど、3番手は悪くない結果だ。みんなが知っているとおり、決勝レースはまったく別だし、気持ちを切り替える必要がある」
「今シーズン、我々は決勝での戦い方やチームワークで結果を残してきたので、それをまた披露する時だと思う。チーム一丸となり、これまでのすべての経験を活かし、日曜日にトップを取るために集中しなくてはならない。戦う準備はできているよ!」
予選とハイパーポールでともに7号車トヨタGR010ハイブリッドのアタックドライバーを務めた可夢偉兼任代表は、「今日は全力を尽くしましたが、現実的には我々にポールポジションのチャンスはありませんでした」と語った。
「ポールポジションを獲得したフェラーリを祝福します。彼らのラップタイムは非常に速く、僕たちにとっては困難なタイムでした。もちろんル・マンでのポール獲得は特別なものであり、そのために私も可能な限りハードにアタックしましたが、やや攻めすぎてトラックリミット違反を取られてしまいました」
「レースは長時間にわたるので、ポールでなければ、3番手と5番手というスターティンググリッドにあまり意味はなく、決勝レースはまったく別物になることもあり得ます」
「今日の結果から、1周のアタックという点では我々は最速ではなく、決勝も容易な戦いにはならないでしょうが、24時間レースで勝つためにはチームスピリット、正しい戦略、そしてミスなく戦うこと、そのすべてが必要です。日曜午後のチェッカーへ向け、ベストを尽くすだけです」