全日本スーパーフォーミュラ選手権第3戦富士で、悪い流れを断ち切りたかった小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)。決勝での追い上げが期待されたが、全体的にペースを上げることができず10位フィニッシュ。今回もポイントに手が届かなかった。
中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)がフリー走行でのクラッシュで欠場となり、ひとつグリッドが繰り上がり、8番手スタート。スタート直後は中団グループのバトルに加わると、ヘアピンで国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)に追突してしまう。
可夢偉はこの接触でドライブスルーペナルティを受け、後手を踏む展開となってしまった。
加えて、レース全体を通じてペースが伸び悩んだ。スタートで装着したタイヤの内圧がコンディションに合っておらず、適正なものを求めてピットで4輪ともタイヤ交換を実施したが、新たに装着したタイヤも内圧が合っておらず、最後まで我慢を強いられるレース展開となった。
1周目の接触について、可夢偉は「1コーナーで誰かに押されて遅れてしまいました。その時に国本とアンドレ(・ロッテラー)に抜かれて、ヘアピンまでアンドレとポジションを争った」と振り返る。
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