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投稿日: 2019.08.19 12:51
更新日: 2019.08.19 12:54

JMS P.MU / CERUMO・INGING スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ 決勝レポート

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スーパーフォーミュラ | JMS P.MU / CERUMO・INGING スーパーフォーミュラ第5戦もてぎ 決勝レポート

2019 SUPER FORMULA
JMS P.MU / CERUMO・INGING Race Report

第5戦 ツインリンクもてぎ
◆8月18日(日)
<決勝>
天候:晴れ | コース状況:ドライ
#38石浦宏明 6位/#39坪井翔 17位

 2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権の第5戦が、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)にて開催、決勝(52周、スタートディレイにより1周減算)が行われ、38号車石浦宏明が6位。2ピット作戦を取った39号車坪井翔が17位でフィニッシュした。

 決勝日を迎えたツインリンクもてぎは、1万9500人の観衆を集めた。予選日より若干過ごしやすい朝を迎え、風が暑さを和らげてくれていたが、気温はぐんぐん上がり、決勝時には37度にも達していた。ちなみに、ピット内は常に35度以上の暑さだった。

 朝10時スタートの30分間のフリー走行は、38号車石浦が6位、39号車坪井が4位と好感触。しかし、セッション終わりでのスタート練習では、2台ともにエンジンストールで終えてしまった。

 14時15分、オンタイムでフォーメーションラップがスタート。しかし、他車2台がエンジンストールをしてしまいグリッドにつけず、スタートがディレイに。ほどなく、フォーメーションラップ開始のアナウンスは流れたが、レースは1周減算され51周で戦うこととなった。

 昨年、2ピット作戦が功を奏したという事例があり、もてぎラウンドの戦略は、ソフトタイヤスタート、ミディアムタイヤスタート、1ピット、2ピットなど、作戦の選択枝が分かれ、グリッドでライバルが装着しているタイヤにも当然注目し、戦略を立てることに。

 5番グリッドからスタートの38号車石浦は、前車4台がソフトタイヤを装着していたことから、別の戦略を取りミディアムタイヤでスタート。ミニマムでピットインし、ソフトタイヤで決勝を戦う1ピット作戦を取る。6周目でピットインし、ミディアムからソフトタイヤに履き替えた。

 2ピット作戦を取るクルマや早めのピットイン戦略を行うチームのピットのタイミングと重なったこともあり、思いのほか順位を下げた。18番手でコース復帰。その後は、2ピット作戦のクルマのピットの出入りの状態で順位は変動し、実質のポジションまで順位を戻していく。

 27周目から38周目まで10番手。その後も安定したペースでポジションを戻し、終盤には前を行くクルマをオーバーテイクするなど、最終的に6位でフィニッシュした。

石浦宏明(JMS P.MU / CERUMO・INGING)
石浦宏明(JMS P.MU / CERUMO・INGING)

 一方、39号車坪井は、予選で中団に沈んだこともあり2ピット作戦を敢行する。ソフトタイヤでスタートし、前を行くクルマに詰まってしまった為9周目でピットイン。14番手でピットアウトするも37号車に抜かれて15番手に。

 その後は、順位は他車のピットインで入れ替わり、一時7番手までポジションアップ。39周目で2回目のピットインをすると16番手でピットアウト。終盤の3スティント目はミディアムタイヤでこれまでより1秒もラップタイムが落ち、1分38秒台とペースが上がらないまま17位でフィニッシュした。

 今回表彰台を逃したのは、戦略よりも戦えるクルマに仕上げることができなかったことが原因。監督の言葉を借りると、このままでは終われない。残り2戦を全力で戦う。

坪井翔(JMS P.MU / CERUMO・INGING)
坪井翔(JMS P.MU / CERUMO・INGING)


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