横浜ゴム、アブダビで開催されるSF23使用の自律走行車レース『A2RL』にアドバンレーシングタイヤを供給

2024年04月24日
プレスリリース

横浜ゴム、UAEで開催される自律走行車レース『Abu Dhabi Autonomous Racing League』に『ADVAN』レーシングタイヤを供給

　横浜ゴムは、2024年4⽉27⽇にアラブ首長国連邦（UAE）で開催される⾃律⾛⾏⾞レース『Abu Dhabi Autonomous Racing League（以下、A2RL）』に当社の『ADVAN（アドバン）』レーシングタイヤを供給します。

　同レースはアジア最高峰のフォーミュラレースである全日本スーパーフォーミュラ選手権（以下、スーパーフォーミュラ）のフォーミュラカー『SF23』が使用されるドライバーレス・レーシング・シリーズです。

　A2RLはUAE・アブダビの先端技術研究機関であるUAE先進技術研究評議会において、プログラム開発を担うASPIRE社が将来のモビリティの可能性を広げることを目的に開催するレースです。

　スーパーフォーミュラを統括する日本レースプロモーション（JRP）がサポートしており、車両はASPIRE社が開発したソフトウェアを搭載するSF23がベース車両として提供されます。

　参戦チームは各チームのプログラマーやエンジニアが開発した自律走行ソフトウェアとアルゴリズムを追加搭載し、その技術を競います。賞金額は225万ドルで、今回はアジア、北米、欧州から8チームが参戦します。

　今回当社はASPIRE社の活動に賛同し、JRPを通じてスーパーフォーミュラにワンメイク供給している『ADVAN A005』を供給します。同タイヤは従来タイヤと同等のグリップ性能を維持しながら、サステナブル原料比率33％※1を達成しています。

※1：天然ゴム、アブラヤシやオレンジの皮から生成した自然由来の配合剤などを活用するとともに、リサイクル鉄やリサイクルゴム、さらにマスバランス方式※2の合成ゴムを採用。

※2：原料から商品への加工・流通工程において、使用したバイオマス由来の原料と同じ重量だけ商品へバイオマス由来という特性を割り当てることができる手法。バイオマス由来の原料を割り当てられた商品については、実際のバイオマス由来原料の含有量とは関係なく、バイオマス由来商品としてみなされる。

　横浜ゴムは2024年度から2026年度までの新中期経営計画『Yokohama Transformation 2026（YX2026）（ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク）』のタイヤ消費財戦略において高付加価値品比率の最大化を掲げ、グローバルフラッグシップタイヤブランド『ADVAN』、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランド『GEOLANDAR（ジオランダー）』、『ウインタータイヤ』、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいます。

　そのなかで、モータースポーツ活動を『ADVAN』『GEOLANDAR』のブランド価値向上の場と位置付け、トップカテゴリーからグラスルーツカテゴリーまでグローバルでの多岐にわたるモータースポーツ競技に参戦しています。