12月12日、TOYOTA GAZOO Racingが2024年のスーパーGT GT500クラスの参戦体制を発表したが、これに合わせ、株式会社セルモは『代表取締役社長 立川祐路』の名で、2024年のスーパーGT参戦体制を発表した。既報のとおり石浦宏明と大湯都史樹の新たなコンビとなるが、メインスポンサーにKeePer技研が決定。『TGR TEAM KeePer CERUMO』として参戦することになった。
セルモは2023年まで、立川と石浦のコンビで長年参戦。2005年以来、チームのタイトルスポンサーはアミューズメントを手がける株式会社善都が務めており、2023年まではTGR TEAM ZENT CERUMOとして参戦していた。しかし2023年限りで立川が引退し、チームは新たなスタートを切ることになったが、メインスポンサーも新たに、カーコーティングでお馴染みのKeePer技研を迎えることになった。
KeePerは2023年にプロショップ登録店が6,445店舗、直営店が108店舗を数えるなど、全国でもお馴染みのカーコーティングを手がける企業。スーパーGTでは2011年から積極的なスポンサードを始め、これまでトヨタ／レクサス車のチームを中心にメインスポンサーを務めてきた実績がある。イメージカラーはブルーだけに、これまでのセルモとは異なるイメージとなるようだ。カーナンバーはこれまで同様38で変わらないが、チーム名は『TGR TEAM KeePer CERUMO』、車名は『KeePer CERUMO GR Supra』と改められる。
また、2023年限りでドライバーを引退した立川が、チーム代表兼監督に就任。プレスリリースの文面から見るに、セルモの社長も兼ねることになりそうだ。エンジニアリング面も強化され、2023年までチーフエンジニアを務めていた成澤健二エンジニアがパフォーマンスエンジニアとなり、新たなチーフエンジニアとして、スーパーGTでは2023年にYogibo Racingに、スーパーフォーミュラではTGM Grand Prixに所属していた岡島慎太郎エンジニアがチーフエンジニアとして加わった。
新たなドライバーラインアップ、メインスポンサー、カラーリング、監督と2023年までとは大幅に変わった体制で臨むことになるTGR TEAM KeePer CERUMO。2024年は名門復活へ向けフレッシュなイメージで臨む一年となりそうだ。
TGR TEAM KeePer CERUMO 2024年スーパーGT参戦概要
チーム名：TGR TEAM KeePer CERUMO
ドライバー：石浦宏明／大湯都史樹
チーム総代表：卜部治久
チーム代表：立川祐路
チーム監督：立川祐路
チーフエンジニア：岡島慎太郎
パフォーマンスエンジニア：成澤健二
参戦車両名：KeePer CERUMO GR Supra（#38）
