スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは3月27日、4月8~9日に開催する第1戦岡山のエントリーリストを発表した。
岡山国際サーキットと富士スピードウェイでの2度の公式テストを終え、いよいよ開幕戦を迎える2017年のスーパーGT。今季はGT500クラスに新型車両が登場することもあり、これまで以上に注目を集めている。
そんなGT500クラスには2月27日発表の年間エントリーリストに名を連ねた15台がエントリー。ドライバーラインアップなども変更はない。
公式テストではレクサスLC500勢が上位を独占するなど圧倒的とも言える速さを示している。実戦でもこのパフォーマンスを維持するのか、対するホンダNSX-GT、ニッサンGT-R勢が攻勢に転じるのかが見どころだ。
GT300クラスも全30台がエントリー。こちらは数チームが年間エントリーや2度の公式テストからドライバーラインアップ、エントリー車両名を変更している。
ドライバー陣が変更されたのは埼玉トヨペットGreen BraveマークX MCとRUNNUP GT-Rの2台。マークXは平沼貴之に代わり、番場琢が第1ドライバーに、第2ドライバーには脇坂薫一が登録された。
またRUNUP GT-Rは柴田優作のパートナーが田中篤から、富士テストで起用された青木孝行に変更されている。
エントリー車両名を変更したのは3チーム。GAINERの10号車は富士テストと同様、GAINER TANAX triple a GT-Rとなり、DIJON Racingは植毛 GT-Rに、INGING & Arnage Racingは、Ferrari 488 GT3となった。
GT300クラスは、これまでのテストではGT3とJAF-GT、マザーシャシー勢のパフォーマンスが拮抗。各車両に課されるBoP(性能調整)がうまくいけば、こちらも激戦は必至だ。
公式テストの結果から、両クラスとも例年以上に戦力が拮抗している2017年のスーパーGT。全車ノーハンデで争う第1戦は、まさしくカオスな戦いとなりそうだ。