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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.03.25 18:36
更新日: 2018.03.25 18:39

スーパーGT富士公式テスト:ロング主体の2日目午後はカルソニック最速。GT500にトラブル相次ぐ

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スーパーGT | スーパーGT富士公式テスト:ロング主体の2日目午後はカルソニック最速。GT500にトラブル相次ぐ

 3月25日、富士スピードウェイでスーパーGT公式テストの2日目午後のセッション3が13時45分から行われ、ロングラン主体の走行のなかGT500クラスはカルソニックIMPUL GT-Rが1分29秒409というベストタイムをマーク。午前中首位のWedsSport ADVAN LC500が2番手、RAYBRIG NSX-GTが3番手につけた。GT300クラスはD’station Porscheが1分36秒269でこの日の最速となった。

 午前のセッション3終了後、まるでレースウイークを思わせるかのような多くの人出で賑わったオープンピットをはさみ、13時30分からスタート練習が行われた。この日は前日午後のタイムでグリッドが決められ、岡山公式テスト同様に本番さながらのスタイルでスタートが切られ、そのまま公式テストのセッション4に突入した。

 ただ開始から17分過ぎに、松田次生がドライブしていたMOTUL AUTECH GT-Rが100R立ち上がりのランオフエリアでストップし、まず一度目の赤旗が提示される。その後中断はなかったが、開始から1時間2分頃には、小林可夢偉がドライブしていたDENSO KOBELCO SARD LC500がメインストレート上で白煙を上げストップ。二度目の赤旗が提示されている。

 走行は15時02分に再開されたが、その直後には今度はピットロード出口でフォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rがストップ。GT500車両にトラブルが相次ぎ、3回の赤旗が提示される荒れたセッションとなった。

 スタート練習直後から多くのチームはロングランのテストを行ったが、そんななかトップタイムをマークしたのはカルソニックIMPUL GT-R。ヤン・マーデンボローが1分29秒409というタイムを記録している。2番手は、走行終了直前に山下健太が1分29秒447をマークしたWedsSport ADVAN LC500となった。3番手には山本尚貴が1分29秒664を記録したRAYBRIG NSX-GTとなり、3メーカーがトップ3を分け合っている。

 GT300クラスは、初日午後、2日目午前ともに2番手につけていたD’station Porscheが1分36秒269というトップタイムでテストを締めくくった。2日間ずっとひとりでテストを行った藤井誠暢は、「岡山から富士の1日目で合わせ込んできて、2日目は何もいじっていないです。今日はタイヤを選んで、最後はロングランを行いましたが、1分36秒269というタイムもレースで使う予定のタイヤで出したもの。ここまでタイムが出るとは思いませんでしたね」とコメントしている。

「ロングランも安定してグリップも高いので、第2戦も何もトラブル等がなければいいところにいけると思います」と、1日目・2日目ともにみせた今回のポルシェの速さは、ライバル勢も注目の存在となりそうだ。

 2番手につけたのは、岡山公式テストでも速さをみせたシンティアム・アップル・ロータスで、今回も実りあるテストになった様子。3番手には新車のトラブルを無事終了したグッドスマイル 初音ミク AMGとなった。4番手には終盤スローパンクチャーに見舞われたものの、上位をうかがうスピードをみせたArnage Racing AMG GT3が、5番手にはSUBARU BRZ R&D SPORTがつけテストを締めくくった。

スーパーGT富士公式テストの2日目午後の走行に先立ち行われたスタート練習の様子
スーパーGT富士公式テストの2日目午後の走行に先立ち行われたスタート練習の様子
WedsSport ADVAN LC500
RAYBRIG NSX-GT
WAKO’S 4CR LC500
ZENT CERUMO LC500
D’station Porsche
シンティアム・アップル・ロータス
グッドスマイル 初音ミク AMG
Arnage Racing AMG GT3。ボンネットの『HiKOKI(ハイコーキ)』は2018年10月から使われる日立工機の新ブランド名
SUBARU BRZ R&D SPORT
DENSO KOBELCO SARD LC500に消火剤をかける小林可夢偉。左側ではニッサン陣営のメカも消火器を構える
白煙に包まれたDENSO KOBELCO SARD LC500から降りる小林可夢偉


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