フロントロウはKeePerキャシディとDTMデュバルで日独分け合う【順位結果】特別交流戦 公式予選1

　11月23日、静岡県小山町の富士スピードウェイで、『AUTOBACS 45th Anniversary presents SUPER GT X DTM 特別交流戦』のレース1に向けた公式予選1が行われ、20分間のアタック合戦を経て、KeePer TOM’S LC500のニック・キャシディがポールポジション獲得した。2番手にはBMC Airfilter Audi RS5 DTMを駆るロイック・デュバルが続き、スーパーGTとDTMのマシンがフロントロウを分け合っている。

　気温13度、路面温度12度、小雨の降るなかウエットコンディションで行われた予選1。ほとんどのマシンがピットレーン出口で待ち、スタートとともにコースインしていった。

　最初の計測ラップではAudi Sport RS5 DTMのレネ・ラストが1分43秒741で首位に立ち、KEIHIN NSX-GTの塚越広大、RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴と続く。

　その後、KeePer LC500のキャシディが1分41秒827でトップタイムに立つと、BMC Audi RS5のデュバルが1分42秒158で続いていった。そして、スタートから約7分が経過したころ、半数のマシンが1度ピットへ戻っていった。

　セッション残り5分を切ると、Audi Sport RS5のラストが10番手へ浮上。同じくアウディ勢でAkrapovic Audi RS5 DTMを操るマイク・ロッケンフェラーが1分42秒527で4番手につける。

　ここから各車とも後半のアタックタイムを迎え、リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rのヤン・マーデンボローが6番手、カルソニック IMPUL GT-Rの佐々木大樹が9番手、WedsSport ADVAN LC500の坪井翔が7番手と各車タイムを更新していく。昨日の練習走行でトップを奪い、ポールポジションの最有力候補だったAudi Sport RS5のラストはダンロップコーナーのブレーキングで止まりきれずにオーバーラン。痛恨のミスでタイムを更新できず。

　残り1分を切り、後方グリッドに沈んでいたMOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリが1分42秒358で4番手にジャンプアップ。チェッカー後のラストアタックでは、CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rのフレデリック・マコウィッキが10番手から8番手へとポジションを上げたが、そのほかのマシンにタイム更新はないままセッションは終了した。

　この結果、3周目にただひとり1分41秒台に突入したKeePer LC500のキャシディがレース1ポールポジションを獲得。同じく3周目にベストタイムを刻んだデュバルが2番手、3番手にRAYBRIG NSXの山本、4番手にMOTUL GT-RのクインタレッリとスーパーGT勢がセカンドロウを確保している。

　DTM勢は上位4台がアウディ陣営となり、BMWは18番手につけた小林可夢偉が最上位。マルコ・ウイットマンが19番手、アレッサンドロ・ザナルディが最後尾22番手となっている。

　55分＋1周で争われるレース1は、このあと14時26分にスタートする。

スーパーGT×DTM特別交流戦
公式予選1　結果

天候：雨　路面：ウエット