■ 山田真之亮のコメント
「今回のレースは、シーズン中で最もプレッシャーを感じたレースでした。
予選では、自身のフリー走行でのタイムを2秒近く上げなければQ1突破は無理な状況でしたが、1発のアタックが決まり、コースレコードも更新できました。
チームも喜んでくれましたが、自分自身、正直、ほっとしたのも事実です。
決勝ではスタートもうまく決め、上位を狙って激しくチャージしました。決まれば前に出られたのですが、結果的にポジションをひとつ失う状況となり、やや攻めすぎたと反省しています。
途中、ブレーキペダルに貼ってあった滑り止めのゴムが熱で溶けてしまい、左足でブレーキを踏んだ瞬間にゴムがズルっと外れてしまい、右足で咄嗟にブレーキを踏みつけ、大きなアクシデントにならずに済んだのは幸いでした。
レース後に左足の親指をみたら火傷のような火ぶくれになっていましたが、レース中はその痛みはまったく感じませんでした。
今回のレースは、最後の最後まで中山友貴選手が素晴らしいペースでトップを追っていただけに、GT500クラスの19号車BANDOHレーシングと共に両クラス優勝の夢も垣間見ましたが、不運なアクシデントによって、確実に見えた表彰台すら失うことになりました。
レースだから仕方がありませんが、その不運を現実として受け止めるのには、やや時間がかかるほどショックでした。
最終戦のもてぎは、コースの特性上、マザーシャシーには厳しいサーキットではありますが、個人的には得意とするサーキットのひとつなので、有終の美を飾るべく、チーム一丸となって頑張りますので応援宜しくお願いします」