レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.12.24 15:50
更新日: 2020.12.24 16:11

米スポーツカーレース専門メディアが『レース・オブ・ザ・イヤー』を選出。スーパーGT最終戦も登場

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


スーパーGT | 米スポーツカーレース専門メディアが『レース・オブ・ザ・イヤー』を選出。スーパーGT最終戦も登場

■次点:IGTC/GTWCヨーロッパ スパ24時間レース
 いつもどおり、スパ24時間レースは紆余曲折に満ちた物語をつむぐことになった。

 序盤にレースをリードしたチーム・アッカASPのメルセデスAMG GT3はタイヤバーストに起因するアクシデントにより戦線を離脱。夜明けにはレースをリードしていたオレンジ1・FFFレーシングのランボルギーニ・ウラカンGT3もクラッシュしてしまう。

 その後は2台のアウディR8 LMSとフェラーリ488 GT3が首位を争うが、ローヴェ・レーシングのポルシェ911GT3 Rを駆るニック・タンディが雨のなかで驚異的なスピードを見せ、ここに加わることに。ギヤボックスを傷めながらも最終ラップをなんとかしのいだタンディが、勝利を飾った。

2020年スパ24時間レース
2020年スパ24時間レース

■次点:IMSA プチ・ル・マン
 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のモチュール・プチ・ル・マン10時間レースは、アクション・エクスプレス・レーシングのピポ・デラーニとチーム・ペンスキーのリッキー・テイラーが、残り12分というタイミングで接触。これにより、ウェイン・テイラー・レーシングの10号車キャデラックDPi-V.R(レンガー・バン・デル・ザンデ/ライアン・ブリスコー/スコット・ディクソン)がレースを制した。

 ペンスキーのアキュラは、とりわけ6号車がデーン・キャメロンのドライブ時に最速を誇っていたが、非の打ちどころのないレースを展開したウェイン・テイラー・レーシングにはかなわなかった。

2020年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権プチ・ル・マン
2020年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権プチ・ル・マン

■次点:スーパーGT 最終戦富士
 2020シーズン4度目の富士での開催となった最終第8戦の300kmレースは、最後の10秒間だけでも言及する価値がある。

 山下健太とともに完璧なシーズンフィナーレを飾ったかと思われた平川亮だったが、彼のドライブするトヨタGRスープラは最終ラップの最後のコーナーを立ち上がったところで、ガス欠に見舞われてしまった。

 これによりタイトルはホンダの山本尚貴と牧野任祐のものとなり、彼らのピットでは喜びが爆発。一方、トヨタ陣営は失望に包まれた。

 これは、2016年ル・マン24時間レースにおけるトヨタと同レベルの、悲痛な出来事となった。

2020年スーパーGT第8戦富士 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)
2020年スーパーGT第8戦富士 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)

■次点:NLS ADACルーア・ポカール
 2020年のニュルブルクリンク24時間レースは予選レースがキャンセルとなったことで、その直前の開催となるNLSニュルブルクリンク耐久シリーズ第5戦『ローヴェ6時間・ADACルーア・ポカール』が、最終リハーサルの場となった。

 クリストファー・ミースのドライブするアウディR8 LMS GT3 Evoは、燃料を節約して9周のファイナル・スティント成立を目論むフェラーリ488 GT3のルカ・ルートヴィヒを最終スティントで追い詰めて逆転。アウディにとってほぼ3年ぶりとなるVLNでの勝利をマークした。

2020年NLS ローヴェ6時間・ADACルーア・ポカール
2020年NLS ローヴェ6時間・ADACルーア・ポカール


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース