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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.04.13 19:46
更新日: 2021.04.13 19:47

TGR TEAM SARD 2021スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

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スーパーGT | TGR TEAM SARD 2021スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

2021 SUPER GT 第1戦『たかのこのホテル OKAYAMA GT 300km RACE』(4/10〜11)
岡山国際サーキット(1周3.703km)

 4月11日(日)、2021年シーズン開幕となるSUPER GT第1戦『たかのこのホテル OKAYAMA GT 300km RACE』の決勝が行われ、4番グリッドから勇往邁進に勝利を目指していったDENSO KOBELCO SARD GR Supraは、セーフティカーが計2回導入される波乱のレース展開の中で、序盤は予選順位をキープするステディな走り。

 33周終了時にピットワークで3位に浮上する躍進を見せ、確実な走りで周回数をこなしていたが、左フロントエアロパーツを300クラスと交錯した際に破損しペースを上げられず。56周目、序盤レースをリードしていた37号車にかわされるも、追いすがる後続勢を見事に押さえ込む堅い守りの走りで、次につながる4位フィニッシュを果たした。

 ドライバーポイントは8点、チームポイントは11点を獲得し、ランキング4位で2021年をスタートした。次戦は、5月3日(祝・月)・4日(祝・火)に富士スピードウェイで第2戦として開催される。

■事前情報

 いよいよ待ちに待った2021年シーズンが開幕。新型コロナウイルス感染拡大の影響で様々な感染対策や制限を講じながら有観客での開催。開幕戦の舞台となる『たかのこのホテル OKAYAMA GT 300kmRACE』(岡山国際サーキット)は、2019年開幕戦以来の開催となる。

 今季の参加車両が初めて一堂に会し3月に行われたGTA公式テスト岡山で、DENSO KOBELCO SARD GR Supraはセッション3でトップタイム、2日間総合2番手タイムをマークするなど、順調にシーズンオフテストをこなし、昨年からの勢いを維持しながらチームとして成長を続けている。

 開幕戦はハンディウェイトが各車とも0kgのノーウェイト。公式予選は両ドライバーが1回ずつアタックするノックアウト方式(Q1とQ2)でスターティンググリッドが決定し、決勝は300kmでタイヤ交換&ドライバー交代のピットストップ1回が必須。

 2年振りの開催となる岡山は過去にF1も開催されたことがある中低速中心のテクニカルコースで、1周約3.7kmとコース距離が短くコース幅も狭いながらもダイナミックなパッシングポイントがあり、ボディをこすり擦り合わせながら繰り広げられるバトルがすぐそばで見られる迫力満点の臨場感が体感できるサーキット。

 3年目の不動のコンビであるヘイキ・コバライネンと中山雄一を擁するTGRTEAM SARDを率いて2年目のシーズンとなる脇阪寿一監督のもと、チーム一丸となって勇往邁進に勝利を目指し突き進んでいった。

■公式練習走行

 10日(土)9時45分から開始された公式練習走行は、快晴ながらも朝は冷え込み、気温8度/路面温度21度の肌寒いコンディションで85分間の混走セッションが開始された。埃などがはけて路面状況が改善された、セッション開始から10分ほど経ってから中山がコースイン。

 ソフト側ドライタイヤを装着していたが、なかなかタイヤが温まらない状況。10周目からはハード側タイヤを装着してタイヤ評価を18周実施し、1分19秒770の10番手タイムを記録。続いてヘイキが中山が装着した両方のタイヤを長めに走ってフィーリングを22周して確認。

 最後にセット変更を行って混走セッションを終えた。10分間のGT500単独セッションでは、ヘイキがソフト側のタイヤでアタックシミュレーションを実施し、1分19秒535の14番手のタイムとなった。公式練習走行ではトータル51周を走行。好調だった公式テストのようなフィーリングが得られずに車両データを徹底的に解析を行い、午後の公式予選に向けてセットの見直しを検討していくこととなった。

■公式予選
■Q1:ヘイキが0.017秒差の8位でQ2進出を決める

 10日(土)Q1開始時点では気温15度/路面温度33度の晴れ。午前中と比べて暖かさも出てきて、残り8分半ほどでコースインしたファーストアタッカーのヘイキ。公式練習走行で温まりに時間がかかるがフィーリングの良かったハード側タイヤを装着して、じっくりと芯まで丁寧にタイヤに熱を入れていく。

 早めにペースを上げていったが、4周目に前走車に詰まり、うまくかわしたがタイヤの温めに若干ロスを喫してしまう。気を取り直して5周目にアタックに入り、セクター1を自己ベスト更新しながら、セクター2で33秒台とトップレベルの区間タイムを叩き出す。セクター3もフルフラットの全開で攻めていくヘイキは、カットライン以下9位と僅か0.017秒差の8位でQ2進出を決めた。

■Q2:中山が4つポジションアップの4番グリッドを獲得

 Q2開始時点では気温17度/路面温度32度。開始から残り8分半ほどでコースインした中山。Q1を戦ったヘイキのアドバイスとデータから同じくハード側タイヤを装着して入念にタイヤを温めていく。

 5周目にアタックに入ったセクター1でヘイキのタイムを上回るペースで期待がかかるタイムを刻む。セクター2で大きく更新してセクター3も自己ベストをマーク。まずは上位に躍り出る。

 さらにアタックを続け、セクター1でコンマ2秒近く削る速さを見せていく気合いの中山。セクター2、3でほんの僅かにタイムが伸びずも、ベストタイムを更新。中山が4つポジションを大きく上げる健闘の走りで4番グリッドを獲得した。

2021スーパーGT第1戦岡山 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)
2021スーパーGT第1戦岡山 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)

■決勝


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