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クルマ ニュース

投稿日: 2017.06.29 14:46
更新日: 2017.06.29 14:47

GT3で培った技術投入。公道走行可能なレーシングモデル『メルセデスAMG GT R』発売

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クルマ | GT3で培った技術投入。公道走行可能なレーシングモデル『メルセデスAMG GT R』発売

 さらに、フロントエンドには“エアパネル”と呼ばれるもうひとつの空力デバイスも組み込まれ、フロントバンパーの後端下部に備わる電子制御式垂直ルーバーをモーターにより約1秒で開閉することで気流を改善。冷却が必要とされる場合のみ開放し、通常時はドラッグを低減する機能を果たしている。

 また、シャシーのダイナミクス面では、リヤアクスルにメルセデスAMGモデルとして初めて操舵機能を取り入れた“AMG リヤ・アクスルステアリング”を標準装備。

 時速100km/hを境に逆位相、同位相を切り替え、ステアリングには機械的には接続されない『バイワイヤ』のシステムを採用。電動機械式アクチュエーター2個を用いて、トー角を最大1.5度まで変化させる。

表面にナッパレザーとDINAMICAマイクロファイバーを使用した超軽量AMGスポーツバケットシートを標準装備
表面にナッパレザーとDINAMICAマイクロファイバーを使用した超軽量AMGスポーツバケットシートを標準装備

 そのほか、3つのモードを備えたESPではOFFモードでAMG GT3と同様の設定を採用するほか、9段階のトラクションコントロールが作動。さらに4つの走行モードを備えたAMGダイナミックセレクトも採用した上、メルセデスの安全運転支援システムのひとつである『ディスタンスパイロット・ディストロニック』を標準装備するなど、AMGモデルとしての柔軟性も併せ持っている。

強靭なトルクチューブもカーボン製で、わずか13.9kgと超軽量
強靭なトルクチューブもカーボン製で、わずか13.9kgと超軽量

 レーシングカーテクノロジーとメルセデス・ベンツの最先端技術を結集し、数多くの専用機能装備や構造、素材の変更を加えながらも、価格は2300万円となっている。

シリンダー溶射ボアのNANOSLIDEなど、F1技術を転用したAMG製のM179型V8を、磁性流体を使用した可変エンジンマウントを介して搭載
シリンダー溶射ボアのNANOSLIDEなど、F1技術を転用したAMG製のM179型V8を、磁性流体を使用した可変エンジンマウントを介して搭載

メルセデスコール:0120-190-610
ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp


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