アストンマーチンは7月12日、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズと共同開発している究極のロードカー『バルキリー』の最新デザインを発表した。
2016年7月に初公開され、その後今年3月に行われたジュネーブ国際モーターショーでお披露目された『バルキリー(Valkyrie)』。アストンマーチンとレッドブルは空力、ボディスタイル、コクピットのパッケージングなどをさらに発展させるため、この数カ月のあいだに集中的な開発を行なってきた。
今回発表された最新デザインでは、コクピットとフロントフェンダーの間に開口部が設けられているのが大きな変化のひとつだ。
当該箇所はレッドブルF1でテクニカルチーフを務めるエイドリア・ニューウェイいわく、フロントのダウンフォースをより多く発生させるキーポイントとなる部分。アストンマーチンのデザインチームは、空力的メリットを最大限に活かしながらアストンマーチンの美的感覚に基づく美しいボディスタイルを作り上げている。
また、デザイン面ではF1の純粋なコンポーネントからインスピレーションを受けたというヘッドライトが新たに追加されている。このヘッドライトは、アルミニウムフレーム内にロービームとハイビームを装備しており、その重量はアストンマーチンの市販モデルに採用されているなかでもっとも軽いシリーズから、さらに30~40%も軽量になっているという。
さらに、究極のパフォーマンスカーであるバルキリーでは、マシンの最先端に取り付けられるアストンマーチンの“ウイングス”ロゴバッジについてもウエイトレスが追求されており、人の毛髪より30%薄い、厚さ70ミクロンのアルミニウムバッジを採用した。