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クルマ ニュース

投稿日: 2017.10.21 06:30
更新日: 2017.10.21 04:09

スポーティと快適性を両立した4ドアクーペ『アウディA7スポーツバック』発表

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クルマ | スポーティと快適性を両立した4ドアクーペ『アウディA7スポーツバック』発表

ネットワーク接続により利便性と安全性を改善:インフォテインメントとコネクティビティ

 情報ネットワークと高度に結ばれた新型Audi A7 Sportbackは、その点でも長距離ドライブに適したクルマといえます。ネットワーク接続によりクルマの利便性、安全性が向上し、カスタマイズのオプションも広がっています。
 
 インフォテインメントとコネクティビティに関しては、新型Audi A7 SportbackにはAudi A8と同じシステムや機能が設定されています。最大7人のドライバーが、自分のユーザープロファイルをクルマに記憶させることができます。ここでは個々のドライバーに関し400にも及ぶパラメーターが記憶され、それによりクルマが自動的に設定されるようになっています。
 
 Audi connectから提供されるオンラインサービスもさらに拡大されました。新しく追加されたサービスのなかには、アウディフリートのスワームインテリジェンスを利用したCar-to-Xサービスである交通標識やハザード情報の提供などが含まれます。

新型Audi A7 Sportbackに標準搭載されるインフォテインメントシステムはMMIラジオで、その上級システムとして、MMIナビゲーション及びMMIナビゲーションプラスがオプション設定されています。サウンドシステムは4つの仕様が設定されており、トップバージョンのバング&オルフセン アドバンストサウンドシステムを選択すると、後席でも魅力的な3Dサウンドを楽しめるようになります。

インテリジェントで便利:Audi AIの各システム
 Audi A7 Sportbackのドライバーは、Audi AIボタンを押すことでAudi AIリモートパーキングパイロット及びAudi AIリモートガレージパイロットを作動させることができます。これらのシステムは2018年のいずれかの時点からAudi A7の生産モデルに搭載される予定です。

 この機能と使うと、クルマを自律的にパーキングスペースやガレージに駐車させたり、そこから出したりすることができます。ドライバーはクルマから降りた状態でも、スマートフォンのmyAudiアプリを介して機能をスタートさせることができます。

 その間ドライバーは、アプリのAudi AIボタンを押し続けることで、操作を進めながらクルマの動きも確認することができます。セントラルドライバーアシスタンスコントローラー(zFAS)が、様々なセンサーからのデータを照合分析してクルマの周囲の環境モデルを常時演算しています。装備レベルによっては、最大5つのレーダーセンサー、5つのカメラ、12の超音波センサー、1つのレーザースキャナーが搭載されることになります。

 Audi AIのシステムのほかにも、新型Audi A7 Sportbackには最大39ものドライバーアシスタンスシステムが設定されていて、様々な形でドライバーをサポートします。それらはAudi AIパーキングパッケージ(2018年以降徐々に市場に投入)、交差点アシストなどを含めたCityアシストパッケージ、Tourパッケージの3つのパッケージにまとめられています。
 
 Tourパッケージには、燃料消費を抑えるドライビングスタイルをサポートするエフィシェンシーアシスタント、従来のアダプティブクルーズコントロール(ACC)に車線維持のためのステアリング介入機能を追加したアダプティブドライビングアシスタント(ADA)などのシステムが含まれます。そのほか、すべてのドライバーアシスタンスシステムで、制御メカニズムが改善されています。

優れたハンドリングと長距離ドライブの快適性:シャシー

 新型Audi A7は先代モデルに対して、スポーツ性と快適性の両面が改善されています。新しくオプション設定されたダイナミックオールホイールステアリング(4輪操舵)、新開発されたエレクトロニックシャシープログラム(ECP)(シャシーの中央制御ユニット)及び改良されたエアサスペンションなどにより、敏捷性と乗り心地が大きく向上しています。新型Audi A7 Sportbackは、完成されたグランツーリスモとして、ワインディングロードではダイナミックで俊敏なハンドリング性能を、長距離の高速走行では卓越した快適性を乗員に提供します。

 フロントとリヤのサスペンションは、多くの部分がゼロから新設計されています。ステアリングの切り角が大きくなるにつれて、ステアリングレシオがダイレクトに変化する、プログレッシブステアリングが全モデルに設定されています。このシステムには新しい設計が導入され、さらに正確な路面からのフィードバックが得られるようになっています。
 
 最大21インチの大径ホイールには、255/35タイヤが組み合わせられます。ブレーキには、最大400mm径のディスクとアルミ製固定キャリパーを用いたシステムが設定されています。サスペンションのセットアップは4タイプが用意されており、スチール製スプリングを備えた標準的なサスペンションのほか、車高を10mm下げたスポーツサスペンション、減衰力を調整できるアダプティブコントロールサスペンション、さらに自動車高調整機能を備えたアダプティブエアサスペンションも選択することができます。

 シャシーの分野でもっとも注目すべき技術革新は、ダイナミックオールホイールステアリングでしょう。この4輪操舵システムにより、ダイレクトでスポーティなステアリングレスポンスと高い走行安定性が同時に実現し、俊敏性と快適性という相反する問題が解消されています。
 
 ステアリングレシオは、アクティブステアリングシステムにより、速度に応じて9.5:1から16.5:1まで可変制御されます。前輪にはストレインウェイブギヤのメカニズムが採用され、ドライバーのステアリング入力に応じて、ギヤレシオが調整される仕組みになっています。
 
 後輪は、スピンドルドライブにより最大5°操舵を行うことができます。低速では、後輪は前輪と反対の方向に操舵されて、パーキング時や市街地を走行している場合などにクルマの取り回し性を改善します。ステアリングをフルロックした場合の回転径は1.1m小さくなります。その一方で60km/h以上の速度で走行している場合には、後輪は前輪と同じ方向に操舵され、直進性や車線変更時の操縦安定性を向上させます。

 オプションのスポーツディファレンシャルを装着すると、ハンドリング性能がさらに洗練されたものになります。スポーツディファレンシャルは、リヤ2輪間の駆動トルクをアクティブに配分するシステムで、ダイナミックオールホイールステアリングや可変ダンパー、アダプティブエアサスペンションなどとともに、ECPにより一括制御されます。

 これらのシステムは緊密に連携するよう制御されており、クルマのコントロール性を大幅に高めています。ドライバーは、アウディ ドライブセレクトシステムを介してAudi A7 Sportbackのドライビング特性を調整することができますが、その場合も、快適性とスポーツ性の調整の幅は従来のモデルより明確に広くなっています。


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