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国内レース他 ニュース

投稿日: 2016.06.27 14:45
更新日: 2016.06.27 15:31

ロータスカップ・ジャパン2016 第2戦富士 レースレポート

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国内レース他 | ロータスカップ・ジャパン2016 第2戦富士 レースレポート

■決勝
 第2戦決勝レースは、富士スピードウェイ10周で争われる。セイフティカー先導のフォーメーションラップを経て、16台が一斉にスタート。抜群のダッシュを決めた長谷川憲幸が、ポールポジションの遠藤浩二を1コーナーでパス。一方、3番グリッドの草野はスタートに失敗し、加藤寛規(賞典外)と山田弘樹に抜かれ、5位まで順位を落とししてしまう。

 トップに立った長谷川だったが、コカコーラコーナーで巻き返した遠藤が逆転。さらにアドバンコーナーでは長谷川のインを突いた加藤にも抜かれ、3位に後退する。

 3周目、アドバンコーナーで大きく膨らんだ遠藤を、加藤が見逃さずにパス。ストレートスピードで勝る遠藤は、その後も加藤を追い上げるがなかなか抜くことができない。執拗に加藤を攻める遠藤だったが、6周目の1コーナー立ち上がりで突然の減速。そのままコースサイドにマシンを止めた。「ギヤボックストラブルです。コース外に逃げるのが「ギヤボックストラブルです。コース外に精一杯でした」と、まさかのトラブルに遠藤は肩を落とす。遠藤の脱落で逃げ切りを図ろうとする加藤だったが、2位につける長谷川が迫ってきた。徐々に差を詰めた長谷川は、7周目の第2コーナーで加藤をパス。ところが、その直後の100Rでは加藤がアウト側から抜きかえし、再逆転。ふたりによるスクラッチバトルは最終ラップまで続く。そして、最終コーナーで加藤に並んだ長谷川が加藤を僅か0.093秒上回り、嬉しいシーズン初勝利を達成した。

 熾烈を極めたのは、山田と草野による3位争いだ。8周目のストレートで草野の先行を許した山田だったが、9周目の最終コーナーでシフトミスした草野のインを差して3位に浮上。そのまま最終ラップもポジションを守り切って、フィニッシュ。加藤が賞典外となるため、優勝の長谷川に続き、山田が2位、草野が3位という最終結果となった。予選からひとつ順位を上げた大澤明仁は4位、JeromeBruhatが5位で続く。クラス2は抜群のスタートを決めた川端聖史がトップ。クラス3は安定したラップを刻んだ秋葉有一が制している。

総評賞典外 #2 加藤寛規
激しいレースでしたね。予想通はしていましたが、皆さんのスキルアップを実感しました。今回のレースはマシントラブルも含めて、想定外のことが色々起こったと思います。これらの問題を解決することで、さらにレベルアップできるはずです。次のもてぎは非常に難しいサーキット。ストップアンドゴーで、今回以上にブレーキングを上手く使わなければなりません。クルマのセットアップが鍵になりますし、そこで間違えると大きく遅れる可能性があります。予想外のドライバーが上位にくるかもしれませんし、僕としても楽しみにしています。


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