マツダと、シリーズを主管するビースポーツは8月1日、2017年から日本国内でマツダMX-5(日本名ロードスター)の世界同一仕様車によるワンメイクレース『グローバルMX-5カップ・ジャパン』をスタートさせると発表した。
この『グローバルMX-5カップ』は、ライトウエイトスポーツとして世界中で愛されているMX-5=ロードスターによるワンメイクレース。2016年にアメリカでスタートしており、今後世界各国での戦績上位ドライバーが、アメリカのマツダレースウェイ・ラグナセカで争われる世界一決定戦に集結。“世界一のMX-5レーサーを目指す”というプログラムだ。
そんなプログラムが、ついに日本でも始まることになった。2017年は5戦の開催が予定されており、決勝45分間のスプリントレースを開催。開催予定地は現在のところ岡山、鈴鹿、スポーツランドSUGO、ツインリンクもてぎ等となっている。
参加にはASN発給の国内競技運転者Aクラス以上の所持(JAF以外のASNに所属するドライバーも一定の条件を満たすことで参戦可能)が必要。勝ち抜いたドライバーには総額500万円の大会賞金や、世界一決定戦への出場権も与えられるほか、初年度にフル参戦したドライバーにはボーナス賞金も用意されているという。
『グローバルMX-5カップ』の参戦にはもちろんMX-5が必要になるが、高いイコールコンディションが特徴で“世界同一仕様車”でのレースを標榜しているため、専用車両が必要となる。グローバルMX-5カップ車両は北米仕様の2リッターエンジンを搭載する左ハンドルのMX-5で、アメリカのロングロード・レーシング社が長年培ったノウハウを投じたパーツを開発。日本ではキャロッセが車両販売・パーツのサポートを行う。販売価格は788万4000円(税込)だ。