ルノーF1のアドバイザーを務めるアラン・プロストは、新たに結ばれたマクラーレンへのエンジン供給に関するパートナーシップ契約は、長期的にルノーの利益になるものだと評価している。
先週末に開催されたシンガポールGPにおいて、マクラーレンとホンダの提携関係は解消となることが発表された。マクラーレンは2018年からの3シーズンにわたり、その運命をルノーとともにすることを決めたのだ。
マクラーレンとルノーが提携するのは、両者の歴史のなかでも今回が初めてのことになる。プロストは、マクラーレンがワークスチームとしてのルノーにとっては脅威ではあるものの、新しい契約は満足できるものだとの考えを示した。
過去にドライバーとして4度のワールドチャンピオンに輝き、そのうち3度をマクラーレンで達成したプロストは「マクラーレンとの提携に至ったことはルノーにとって素晴らしい成果だ」とし、さらに以下のように語った。
「新たなパートナーを得ることだけでなく、長期的なルノーの戦略を考えるという面で、とても長い道のりだった。我々としては、すべてを把握しておきたかった」
「競争相手でもある強豪チームと組むという多少のリスクを取りはしたが、今回の契約は良かったと思う。だがワークスチームとしては、他のすべてのライバルを上回りたい」
「事態をしっかりと把握しておけるかどうかが問題だったのだ」
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