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F1 ニュース

投稿日: 2017.11.13 10:32
更新日: 2017.11.13 20:08

マクラーレン「アロンソという“ビースト”の闘争心あふれる走りに興奮した」/F1ブラジルGP日曜

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F1 | マクラーレン「アロンソという“ビースト”の闘争心あふれる走りに興奮した」/F1ブラジルGP日曜

 2017年F1ブラジルGP決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは8位、ストフェル・バンドーンはアクシデントによりリタイアした。

 6番グリッドからスタートしたアロンソは、スタート直後にひとつポジションを上げたが、5周目にフェリペ・マッサに抜かれ、その後、レースを通してずっとマッサのすぐ後ろを走り続けることになった。28周目のピットストップの後、42周にわたってマッサにチャレンジし、1秒以内の位置を走り続けたが、結局はオーバーテイクをすることはできず、0.481秒差で8位という結果になった。

 バンドーンは、スタート直後にケビン・マグヌッセンからヒットされ、それが多重クラッシュに発展。左フロントのトラックロッドとフロントウイングが破損したため、すぐさまリタイアしなければならなかった。このアクシデントについては、スチュワードは審議の結果、ペナルティを出さないことを決めている。

■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
 フェルナンドの今日のパフォーマンスは、彼が今も変わらず競争心が強いビーストであるということを改めて思い出させるものだった。ストラテジストからマッサを攻撃するゴーサインを得るやいなや、1周1周をまるで予選ラップのように徹底的に容赦なく走り、みるみるうちにギャップを縮めていった。 

2017年F1第19戦ブラジルGP マッサ、アロンソ、ペレスが熾烈な7位争いを展開した

 我々のパッケージの限界によって、オーバーテイクを成功させるのは困難であることは分かっていたものの、それでも彼はチャレンジすることをやめようとしなかった。あと何周かあれば、オーバーテイクを成し遂げていたものと私は確信している。コントロールしつつ、ハードにプッシュするそのドライビングは見事なショーであり、見る者を興奮させる、素晴らしい光景だった。走っていた本人も、相当楽しめたのではないかと思う。見事だった、フェルナンド!     

 ストフェルはきわめて不運だった。いいスタートを決めて、順位を上げつつあったが、ターン2出口でケビン・マグヌッセンからサイドにヒットされた。無意味な接触であり、ストフェルは完全に犠牲者だった。それでも彼がその瞬間までは今週末を堅実に過ごしてきたのは間違いないので、2週間後のアブダビでの最終戦で反撃することだろう。    


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