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F1 ニュース

投稿日: 2018.03.22 17:59

ハースのポテンシャルにフェラーリも驚愕、序盤戦で台風の目となるか/全チーム戦力分析(10)

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F1 | ハースのポテンシャルにフェラーリも驚愕、序盤戦で台風の目となるか/全チーム戦力分析(10)

 F1バルセロナ合同テスト2回目が終了し、マシンの速さそして信頼性が見えてきた。今回は全チームの戦闘力を分析し10回にわたり連載していく。第10回は、合同テストで一発の速さ、そしてロングランも安定していたハースだ。

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●ハース チーム戦力:75点
 2018年のF1でダークホース的な存在なのが、ハースだ。

 F1参戦3年目のシーズンとなるハースの2018年の新車VF-18の開発がスタートされたのは、1年前の昨年の3月までさかのぼる。理由は、昨年大きく変更されたレギュレーションに合わせて作られたVF-17のポテンシャルには、限界が見えていたからだった。

 つまり、ハースは2017年シーズンにジャンプアップすることを半ば捨ててまで、2018年に大きくステップアップするというギャンブルに打ってきたわけである。

 そして、その賭けは合同テストを見る限りは、大きく外してはいないようだ。ケビン・マグヌッセンが8日間のテストの総合6番手となるタイムをマーク。ロマン・グロージャンも9位に続いた。しかも、2人ともベストタイムをマークしたときに装着していたタイヤはほかの多くのドライバーが履いていた最も軟らかいハイパーソフトではなく、マグヌッセンがスーパーソフト、グロージャンはウルトラソフトだった。

 ハイパーソフトとウルトラソフトのタイム差はピレリによれば、0.7~0.8秒というから、その差をマグヌッセンのタイムにそのまま当てはめると、マグヌッセンは全体の3番手に一気に浮上することになる。


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