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F1 ニュース

投稿日: 2016.08.01 16:28

ピレリ「多くのドライバーが、我々が理論上最速と予測した3ストップ戦略を採用」

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F1 | ピレリ「多くのドライバーが、我々が理論上最速と予測した3ストップ戦略を採用」

2016ドイツグランプリ 決勝

2番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン、P Zeroスーパーソフトとソフトタイヤを使用して優勝

予測通り、多彩な戦略が展開され、3ストップ戦略が主流に

2016年7月31日、ホッケンハイム
 予測通り、ドイツグランプリでは多彩な戦略が展開されました。3ストップ戦略が主流となった中、多くのチームがチーム内での戦略を分けていました。
 メルセデスもその中のひとつで、優勝したルイス・ハミルトンがスーパーソフトとソフトを交互に使用したのに対し、ポールシッターのニコ・ロズベルグは、序盤に2セットのスーパーソフトを、終盤に2セットのソフトタイヤを使用しました。ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンがともに表彰台を獲得したレッドブルも、チーム内で異なる戦略を実行しましたが、両ドライバーともスーパーソフトで最終スティントを走行し、そのスピードを活かしました。

 終盤にわずかながら雨の可能性があったものの、前日同様、レースを通して路面温度が38℃付近のコンディションでした。各チームは、最後まで独自の戦略を用い、上位から下位までトラック上でのバトルを多数展開しました。

 ホッケンハイムサーキットは、2014年のFormula 1開催以降、大幅な改修が行われておらず、バンピーな古いアスファルトがタイヤへ大きな負荷を与えていました。その結果、数多くのドライバーたちが、ペースを維持するために2ストップから3ストップへの戦略変更を余儀なくされました。2ストッパー中の最上位ドライバーは、9位に入賞したウィリアムズのヴァルテッリ・ボッタスでした。

ピレリ・モータースポーツ・ダイレクター ポール・ヘンベリーのコメント:
「戦略が鍵を握るレースとなりました。燃料が重い序盤のラップにおいて、予想以上のサーマルデグラデーションが生じたことで、多くのドライバーたちは、我々が理論上最速と予測した3ストップ戦略を採用しました。摩耗とデグラデーションの割合を分析し、変化する状況に即座に対応することが、非常に難しい課題であったと思います」

インフォグラフィックスで見る2016ドイツグランプリ決勝 1
インフォグラフィックスで見るドイツGP決勝 1
インフォグラフィックスで見る2016ドイツグランプリ決勝 2
インフォグラフィックスで見るドイツGP決勝 2

コンパウンド毎のラップタイム上位:
ミディアム
1 –
2 –
3 –

ソフト
1 ベッテル 1分18秒710
2 ハミルトン 1分18秒746
3 ロズベルグ 1分19秒122

スーパーソフト
1 リカルド 1分18秒442
2 フェルスタッペン 1分18秒910
3 ハミルトン 1分19秒452

最長スティント:
ソフト 34周(マグヌッセン)
スーパーソフト 23周(グロージャン)

Truthometer:
我々は3ストップが最速戦略と予測しました。ハミルトンは、素晴らしいスタートと速いマシンのメリットを活かし、レース及び自身のタイヤをマネージすることができました。彼は、我々の予測したパターンに従い、14周目、34周目、47周目にピットストップを行いました。


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