「今日の自分の走りと、いいポジションを獲得するためのチームの努力に満足している」
予選で12番手を獲得したブレンドン・ハートレーは、チームへ感謝の言葉を贈るとともに、忠誠心を示した。
モナコGPに続いて、シート喪失の噂が飛び、質問が相次ぐ中で迎えたカナダGPは、ハートレーにとって、難しい状況の中で戦わなければならないグランプリとなった。それでも始めて走るモントリオールで、ハートレーは今シーズンの自己ベスト予選となった第2戦バーレーンGPの11番手に次ぐ、12番手を獲得した。
「最後のアタックは完璧じゃなかったけど、詰められたとしても、コンマ1秒ぐらいだったから、今日はQ3へは進出できなかったと思う」というハートレーはスタート時のタイヤを自由に選択できる者の中で最前列を確保した。
しかし、予選後の田辺豊治F1テクニカルディレクターの表情は厳しかった。チームメイトのピエール・ガスリーのパワーユニットにトラブルを発生させていたからだ。
問題が起きたのはフリー走行3回目の終盤。ピットに帰ってくるインラップの最後の直線区間で、ガスリーが「パワーを失った」と言って、ピットインしてきた。
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