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F1 ニュース

投稿日: 2016.08.28 19:16
更新日: 2016.08.28 19:17

GP topic:「暑さ」がメルセデスの弱点? 決勝は大混乱の可能性も

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F1 | GP topic:「暑さ」がメルセデスの弱点? 決勝は大混乱の可能性も

 F1ベルギーGPの予選後、各チームから配信されたドライバーの公式コメントでは、ほとんど触れられていなかったが、多くのドライバーがピレリが今回ベルギーGPで設定した高すぎるタイヤの最低内圧と、ベルギーGPとしては暑すぎる気温について言及していた。

 戦略的なパワーユニット交換によって最後列からスタートするルイス・ハミルトンも、そのひとりだ。オー・ルージュからケメル・ストレートという約20秒の全開区間があるスパ・フランコルシャンでは比較的オーバーテイクが可能なため、ここでペナルティを消化する作戦を採ったのだが、今回は良くてもトップ10フィニッシュだろうと考えている。

「ものすごく厳しいレースになるだろう。オー・ルージュではスリップストリームが使えるけれど、これだけ暑いと、ついていくのは大変だ。もしクリーンなレースになったら、トップ10に入るのでさえ簡単なことではない」

 ハミルトンは今年の中国GPでも22番手からスタートしているが、そのときには7位まで巻き返した。しかし、スパは条件が異なるという。

「中国とは、まったく違う。今回は内圧が高すぎる。僕のレースキャリアを振り返っても経験したことのないプレッシャーだ。それに中国GPと比べると気温がすごく高くて、暑いからブリスターが起きるだろう。中国よりも、ずっと厳しいよ」

 タイヤについて懸念を見せているのは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルも同様だ。ベッテルはQ2でソフトタイヤを選択、スタートでは有利と思われるソフトを装着できるものの、安心はしていない。

「タイヤがすぐに熱くなってしまう。たった1周でも最後には、すごく熱くなる。だから最後のシケインでリヤが流れたんだ。レースではタイヤの管理がポイントになる」

 ベッテルと同様、Q2でソフトを選択したレッドブルのダニエル・リカルドは、メルセデスに対抗できるかと尋ねられると、笑みを浮かべた。


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