事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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プレシーズンのスタートにあたり、物議を醸しているスポンサーシップが話題となっているようだ。現在、3つのスポンサー契約がそれぞれの面で大きな疑いの目で見られている。
オーストラリアでは、2018年の日本GPで発表したフィリップモリスのキャンペーンである『Mission WinNow』のロゴがマルボロのロゴと酷似しており、間接的なタバコ広告に当たるとして調査が行われている。
また、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)の『A Better Tomorrow』のロゴも、マクラーレンのマシンにどう表示されるのかについて、同じく調査を行うか判断が待たれているところだ。
また、リッチ・エナジーについては販売数が少なく、レッドブルやモンスター、Hypeと同じ供給業者から缶の仕入れを行なっておらず、大手エナジードリンク・メーカーは同社が正当なビジネスを行なっているのか疑問視している。
ハースのタイトルスポンサーとなった同社のCEOは様々なところを攻撃しており、レッドブルを直接的なやり方でターゲットにしている。最後に、ウイリアムズはこれからビジネスを開始するROKitをタイトルスポンサーとして発表したばかりだ。だが少なくともこのケースでは、同社に投資する二社の主要投資家のビジネス上の信用には疑いの余地はない。
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