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F1 ニュース

投稿日: 2019.04.22 13:18

ホンダF1甘口コラム 第3戦中国GP編:2チーム体制となっても問題の早期発見と対応がスムーズに機能。5年目のホンダに死角なし

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F1 | ホンダF1甘口コラム 第3戦中国GP編:2チーム体制となっても問題の早期発見と対応がスムーズに機能。5年目のホンダに死角なし

「今年はレッドブルと初めて組むので、『流れをつかむまでは、私はレッドブル側にいる』ということは、トロロッソ側にも伝えています。トロロッソからは『去年と同じ席を用意している』とは言われていて、トロロッソ側に何かあったから、私はいつでも行けますが、だからといって、必ずトロロッソへ行くというわけではありません」と田辺TDは語る。

 2チーム体制はしっかりと機能していたことは、センサー異常を早期に発見したことにも表れている。クビアトは「まったく気がつかなかった」と言っていることから、発見したのはホンダのデータエンジニアだったと思われる。もし、このデータエンジニアがデータ異常を見逃していたら、トラブルはフリー走行2回目が開始された直後に発生していたかもしれない。そうなると、クビアトのフリー走行2回目は90分間、無駄になっていた。

「フリー走行2回目が始まって45分間走行できなかったことは、大変申し訳なかったのですが、トラブルが1回目のセッションの終了間際に発見されたことは、不幸中の幸いだったかもしれません」(田辺TD)

 さらにパワーユニットに深刻なダメージを与えずに止めたことで、ダメージがなぜ発生したのかを探る手がかりが残され、原因究明に大きく役立てられる。

 苦境に立たされているときこそ、その人の真価が問われるという言葉がある。5年目のホンダは、その部分でも大きく成長していた。

辛口コラムはF1速報WEBで掲載中
ホンダF1辛口コラム 第3戦中国GP編:未だトップ2強とは大きな差。パワーとシャシーの早急なアップデートが必須


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