☆ドライバー:マーカス・エリクソン
見るからに好青年ぽい印象でTVカメラにはいつもニコニコ、でもコース上での印象は薄い。昨年イタリアGP9位入賞後28戦ノーポイント、今季フル参戦レギュラー最下位の0点。不振を極めるザウバーのマシンに苦しむのは分かるが、イギリスGP・FP3での不用意なクラッシュなど、コーナー出口でやってしまうケースが多い。それでも17年残留決定、彼には水面下での強いマネージメントパワーがある。
☆チーム:ルノー
メーカー・チーム復活の看板を掲げながらランク9位、わずか8ポイントはかつてのチャンピオンだけにどん底の結果だ。再建の年であっても新興ハース以下のこの結果を本社カルロス・ゴーン氏はどう見たか。ルノーPUそのものは進化、レッドブルが証明しただけにチーム組織内部の問題になる。17年に向けてスタッフ増員、バジェット増額、ニコ・ヒュルケンベルグ獲得。
ルノー・ワークスは再起への階段を“地下1階”あたりから上がっていかねばならない。