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海外レース他 ニュース

投稿日: 2024.01.16 17:50
更新日: 2024.01.16 16:49

新たにフォード・マスタング2台体制へ拡充のBRT、シリーズ史上初の女性チームマネージャーを任命

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海外レース他 | 新たにフォード・マスタング2台体制へ拡充のBRT、シリーズ史上初の女性チームマネージャーを任命

 フォード陣営の一角として2024年に向け体制拡大を表明し、マスタングの2台体制に拡充するブランシャード・レーシングチーム(BRT)が、新たにケイト・ハリントンを初の女性フルタイムチームマネージャーに任命。シリーズ史上初の重責を担う彼女も、昨季ステップアップカテゴリーのスーパー2で“聖地”マウントパノラマを制したルーキーのアーロン・ラブと、同じく移籍加入の2010年王者ジェームス・コートニーのラインアップを擁して「パドックに新鮮な視点をもたらすことに意欲を持っている」との意気込みを語った。

 RSCレプコ・スーパーカー・チャンピオンシップにおける参戦枠“チームズ・レーシング・チャーター(TRC)”のひと枠をティックフォード・レーシングから譲り受けるかたちで入手し、新たに2台体制を構築するBRTだが、そのTRC同様に元ティックフォード所属メンバーであるハリントンの加入が決定。

 昨季タイトルを獲得した共同オーナーのベティ・クリメンコ(エレバス・モータースポーツ)や、名門トリプルエイト・レースエンジニアリングの広報担当役員ジェス・デーンらと並んで、チームで重要な役割を担う女性として“新規チームの構築を支援する”という課題に挑む。

「私は(BRT共同代表の)ティムとジョン(・ブランシャード)がチームを導こうとした方向性を心から信じていた」と、昨季はステップアップのスーパー2でティックフォードのプログラムを監督し戦果を挙げてきたハリントン。

「それは新しいチームで、とても若くて楽しくて新鮮で、私もその一員になりたいと思っていた。私たちは座って話をし、お互いを知ってビジョンが一致していることを確認した。彼らはどこへ行きたいと思っていて、私はどこへ行くことができるのかを考えていたの」

「今のところ本当に楽しんでいるし、全員が団結し、士気を高く保つことができているのが大きなポイントね。とくに若いチームを作るときには、ネガティブな考えは必要ない。ここは20代だらけだしね! でも、みんなすでにたくさんの経験を積んでいて本当に刺激的よ」

「私も若いメンバーの一員として、そして女性として、プレゼンテーションの最初から最後まで物事に対する新しい視点やこれまでとは異なる見た目、雰囲気をもたらすことができればと思っている」

 南半球のモータースポーツ界における大御所として知られ、ニュージーランド出身のドライバーらを多数輩出したトニー・クインの指導下で実績を重ねてきたハリントンは、オーストラリアのGTから強豪チームのクラフト・バンブー・レーシングを経て、スーパーカーへの道を歩んできた。

参戦枠”Teams Racing Charter(TRC)”のひと枠をTickford Racingから譲り受け、新たに2台体制を構築する
「今のところ本当に楽しんでいるし、全員が団結し、士気を高く保つことができているのが大きなポイントね」とハリントン

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