「3台同時にスタートを切る必要があるから、独特の戦法があるみたいだよね。速いドライバーが前を走って後続の2台を従えて走るのがベターなのかな? ただ、後続の2台が先頭のクルマについていけなかったら……という問題もあるし、難しいよね~。スーパーGTでもやればいいのにと思うくらいおもしろいよ」
二朗さんが「テレビ番組を意識している」というWTCCだが、じつは現地でも思いきりエンジョイできるレースだ。先述のとおり、WTCCは参戦するチーム、ドライバーみんなが“エンターテインメント”を意識している。ピット裏では気軽にサインに応えてくれるのはもちろんだし、昨年は来場者が無料でグリッドに入れて、参戦ドライバー全員とハイタッチできる権利など、F1や他の世界選手権では“あり得ない”サービスぶりも見られた。
「今のWTCCはエンターテイメント性をすごく重視した運営をしているよね。それも、中途半端にせずいろいろな施策を次々取り入れていく。すごいと思うよ」と二朗さんも太鼓判だ。今年のWTCCもてぎは、絶対に現地で観戦することを編集部もオススメする。
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