フォーミュラEテスト3日目は1時間のセッション5が行われる。ニッサンのナトが総合トップに

　2023年ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン9の公式プレシーズンテストは12月15日にセッション5が行われ、ニッサン・フォーミュラEチームのノルマン・ナトが総合トップタイムを記録してテスト3日目を終えた。

　スペインのリカルド・トルモ・バレンシア・サーキットで開催されているフォーミュラEシーズン9の公式テスト。12月13日からスタートしたこのテストは、これまで2日間ともにマセラティMSGレーシングのマキシミリアン・ギュンターが総合トップタイムを記録している。

　テスト3日目となる15日には現地16〜17時に1時間のセッション5が行われ、1分25秒776を記録したナトが総合トップタイムでセッションを終えた。オリバー・ローランド（マヒンドラ・レーシング）が1分25秒883を記録して、ナトからコンマ1秒差の2番手につけた。

　3番手にはニック・キャシディのチームメイトとしてエンビジョン・レーシングに加入したセバスチャン・ブエミが1分26秒066で続き、今回のテスト好調のマセラティMSGレーシングはエドアルド・モルタラが1分26秒304で4番手となった。

　続く5〜6番手はジャガーTSCレーシングの2台となり、ミッチ・エバンスが1分26秒343、サム・バードが1分26秒394という僅差でトップ6につけている。

　王者ストフェル・バンドーン（DSペンスキー）はセッションの最終ラップにタイムアップをしたものの、トラックリミットを超えてしまったためベストタイム削除、最終的に8番手となった。また、これまでの2日間で総合トップとなっていたギュンターはトップから2秒差の19番手でテスト3日目を終えている。

　フォーミュラEのシーズン9公式プレシーズンテストは16日に最終日を迎え、セッション6、セッション7ともに3時間×2の走行が行われる。

■フォーミュラEシーズン9 公式プレシーズンテスト3日目 セッション5タイム結果